【初場所新番付 】綱とりの大関は東が琴桜、西が豊昇龍、関脇に若元春復帰/三役以上編
日本相撲協会は23日、大相撲初場所(来年1月12日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。 【一覧】大相撲九州場所ニッカン式番付 横綱は、在位21場所目となる照ノ富士(32=伊勢ケ浜)が今場所も一人横綱として東に就いた。一人横綱は番付上で19場所連続。2場所連続休場明けで臨んだ7月の名古屋場所で3場所ぶり節目となる10度目の優勝を果たした。だが9月の秋場所、11月の九州場所と全休。両膝の痛みや糖尿病の影響などで今場所の出場も不確定とはいえ、土俵に立てば3場所ぶり12度目の優勝を目指すことになる。 大関陣は、九州場所同様に東が琴桜(27=佐渡ケ嶽)、西が豊昇龍(25=立浪)と大の里(24=二所ノ関)になった。九州場所では琴桜と豊昇龍の千秋楽相星決戦となり、14勝1敗で琴桜が初優勝を果たした。前場所で大関で13勝以上した大関が2人いるのは史上8回目。横綱審議委員会(横審)には「大関で2場所連続優勝か、それに準ずる成績」を横綱昇進の条件を横綱昇進の条件とする内規がある。琴桜はもちろん、豊昇龍にとっても綱とりの場所となる。大関2場所目の大の里は、自身3度目の優勝を狙う。 関脇は、東に若元春(31=荒汐)が4場所ぶりのこの地位に戻り、西は先場所に続いて大栄翔(31=追手風)が就いた。小結はいずれも復帰組。東は阿炎(30=錣山)が5場所ぶり(三役は2場所ぶり)に戻り、西は若隆景(30=荒汐)が、昨年夏場所以来の復帰を果たした。 大相撲初場所は来年1月月10日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。12日の初日を迎える。