ニッパツ、化成品事業を東洋クオリティワンに譲渡 防水用発泡ポリウレタンを製造
ニッパツは9日、化成品事業を東洋クオリティワン(関俊明社長、埼玉県川越市)に譲渡する方針を発表した。譲渡額は非公表。12月末までに最終契約を締結し、2025年3月末に関連製品の製造を終了する予定だ。 化成品事業では、ドアミラーやランプ、エアコン周りの防水用途などで用いられる特殊発泡ポリウレタン製品を手掛けている。 原料高や生産設備の老朽化などを理由に同事業の譲渡を決めた。関連製品は、現在、駒ヶ根工場(長野県駒ヶ根市)で生産しているが、同工場や人員は今回の契約では譲渡対象外となる。