「シャリないから握れない」高飛車接客…“わいせつナンパ”で逮捕の老舗寿司店・娘婿のオラオラ素顔
「犯行場所は区内の路上でしょ? ビジネスマンが多いオフィス街だから不審者は人目につく。ハレンチな事件が起こる土地柄ではないし、道端でナンパする男すら見たことがない」(容疑者宅近くの男性) 【写真】逮捕された“わいせつナンパ寿司職人”、顔に泥を塗った亡き先代との2ショット そのオフィス街で事件が起きたのは2014年6月27日午前0~2時ごろのこと。 東京都中央区の路上を歩いていた当時30代の女性が、自転車の男から「飲みに行かない?」と突然ナンパされ、断ると、その場で襲いかかってきた。女性は「服の中に手を入れられた」などと110番通報したが、容疑者の特定には至らなかった。 女性に性的暴行を加えようとした強姦未遂の疑いで警視庁久松署が今年7月16日、10年越しに逮捕したのが同区日本橋蛎殻町の老舗寿司店『都寿司』5代目店主・山縣秀彰容疑者(38)だ。 「山縣容疑者は今年5月に別の20代女性に路上でわいせつな行為をしたとして、6月に不同意性交容疑で最初の逮捕、7月に同罪で起訴されている。この事件で採取したDNA型が余罪をあぶり出したかたち。山縣容疑者は10年前の事件について“酒を飲んでナンパしたくなり、無理やり性交しようとした”などと容疑を認めている」(全国紙社会部記者)
勤務していたのは一流の老舗店
そもそも5月の事件も、同区内での路上ナンパがきっかけだった。 「5月10日の仕事終わりに別の店で飲酒した後、もっと飲もうとして、深夜に通行人の20代女性を“一杯どう?”とナンパして失敗。路上で無理やり暴行した。周辺の防犯カメラの映像などから逮捕に至り、“女性の同意はなかった”などと容疑を認めている」(同・記者) 都寿司は明治20年創業。カウンターや個室を含む全26席で、食べログの評価は星3・69とかなり高い。 1000円台のランチのほか、ディナーの予算は1万~1万5000円程度。穴子や煮ほたて、煮だこなどを甘いタレで盛りつけた『にもの丼』などが人気で、ちらし寿司はネタとシャリを別盛りにするなど工夫を凝らしてのれんを守ってきた。食通の元メジャーリーガーが来店するなど評判は高かった。 「先代の4代目は江戸前寿司の職人として腕はピカイチ。老舗の看板にあぐらをかかず商売に精を出し、業界団体の『全国すし商生活衛生同業組合連合会』の会長を務めたほか、地元でも町内会長を務めるなど地域貢献の意識が高い人格者でした。2年前に膵臓がんで逝去し、あとを任されたのが娘婿の秀彰容疑者でした」(地元の商店主)