阪神・藤川球児監督が秘密兵器導入「僕は高めの投手でしたけど、そういう投手って、今いなくて…」門別啓人らも体験
藤川監督は「(キャンプの)テーマに『没頭』を掲げている。練習の合間は少しリラックスして全然構わないんで、始まったときに、いかにスイッチが入れられるか」と力説した。茨木、椎葉らにも身ぶり手ぶりでアドバイスを送った。球界屈指の投手力を誇るが、さらなる底上げは欠かせない。〝魔法のテープ〟で投手王国の礎を築く。安芸からVロードを作る。(新里公章)
◆火の玉テープについて阪神・安藤投手チーフコーチ 「あるとないとで、だいぶん違う。目標なので」
★投げ込みは禁止
藤川監督は門別&茨木らに〝投げ込み禁止令〟を出した。「先発ローテーションとしてファームで投げている投手なので無理してほしくない。まだまだ伸びしろが多い選手。ここでたくさん投げることが、どれだけ意味があるのか」。この日、ともにプルペン入りし、門別が72球、茨木は70球を投じていた。肩肘は「絶対、消耗品です。絶対的に消耗品」と語る指揮官。若虎の未来を守る球児流の金言だった。