「ひまわりの種を持っているなら、空に向かって投げよう」T・ヘルナンデスとドジャースの再契約、LA紙コラムニストも感無量
テオスカー・ヘルナンデスがロサンゼルス・ドジャースに戻ってきた。 ワールドシリーズ優勝セレモニーでファンから大声援に涙を流し、FA後もドジャースとの再契約を最優先すると語っていたT・ヘルナンデス。しかし約2か月の間、交渉がまとまらず、他球団との契約の噂も、連日のように報じられていた。 【画像】8度目のワールドシリーズ制覇を果たし、歓喜に沸くドジャースナインの笑顔を厳選! それでもT・ヘルナンデスのドジャース愛は揺るがなかった。複数米メディアによると、3年6600万ドル(約104億円)、契約ボーナスが2300万ドル(約36億円)、4年目には年俸1500万ドル(約24億円)のチームオプションとなる。契約には2350万ドル(約37億円)の後払いもあるという。 ドジャースファンが歓喜の声を挙げるなか、地元紙『Los Angeles Times』のコラムニスト、ビル・プラシュケ氏も「ファンの声に耳を傾け、タイトルを望む意思を固め、ヘルナンデスがドジャースに戻ってきた」と題した喜びの記事を公開した。 「ひまわりの種の袋を持っているなら、空に向かって投げよう。テオが帰ってきた。大きな拍手、輝く笑顔、そして耳をつんざくような叫び声を上げよう。テオが帰ってきた。ドジャースの鼓動は今も鳴り響いている。ドジャースの魂は今も揺さぶられている。ドジャースはまだドジャースだ」 24年のT・ヘルナンデスはフィールド内外で大きな存在感を放っていた。 「ダッグアウトでは、ホームランを打った仲間にヒマワリの種を浴びせかけ、クラブハウスでは、大谷翔平の進路を切り開き、そしてもちろん、打席ではナ・リーグのディビジョンシリーズやワールドシリーズでシーズンを左右する大ヒットを連発した」 ドジャースもT・ヘルナンデスも再契約を望みながら、交渉に時間がかかった。 「サイ・ヤング賞2度のブレイク・スネルと契約したが、テオはどうした? 10月のヒーロー、トミー・エドマンと契約を延長したが、テオは? 外野手のマイケル・コンフォートの獲得はクールだったが、テオにとってどんな影響があるのか? ブレイク・トライネンが再契約し、この先、佐々木朗希が来るかもしれないが...、テオの契約はどうなっているんだ?」 ドジャースの補強動向が次々と報じられても、ファンが待ちわびていたのはT・ヘルナンデスとの再契約だった。 「すべての不安が吹き飛んだ。ようやくテオが戻ってきたのだ。交渉は長引いたが、両者が求めるゴールは、つねに明らかだった。ヘルナンデスは残留を望み、それはシーズン中から公言していた。チームも傑出したリーダーとして評価していた」 ワールドシリーズを制したチームの主力が残り、球界最高クラスの先発投手スネルが加わった。さらに大谷が投手として復活する。 「タイトルチームの中核は維持された。実質的に2人のエース投手を加えたドジャースは、地区優勝はもちろん、25年前のニューヨーク・ヤンキース以来となるワールドシリーズ連覇の期待がかかる。レギュラーシーズンMVP、ナ・リーグ優勝決定シリーズMVP、ワールドシリーズMVP、そしてホームランダービー覇者を擁するチームをご覧あれ」 「I'm Back(ただいま)」。T・ヘルナンデスの復帰の挨拶は、ワールドシリーズ優勝セレモニーの時と同じように、すべてのドジャースファンを笑顔にさせた。 構成●THE DIGEST編集部
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