炎天下の車内に「サンシェード」ホントに意味ある? “最速で冷やす”最も効果的な方法が判明! すぐ出来るコツは?
効果は!? サンシェードって本当に意味あるの?
フロントガラスなどに使用するサンシェード。 車内に日が差し込むことを防ぎ、車内の温度上昇を避けるためのグッズですが、実際に効果はあるのでしょうか。 【画像】すげぇ!! これが暑い車内をキンキンに冷ます方法です! 画像を見る!(17枚)
炎天下の日にクルマを駐車すると、乗り込むときに車内の暑さに辟易する人も多いでしょう。 エアコンを切った状態でクルマを外に放置すると、車内温度が60度以上になることもあります。 そのため、なるべく温度を抑えるために、サンシェードを使用している人もいます。 サンシェードとはクルマの日除けに使われているものです。 フロントガラスの内側に設置して日光が入るのを防ぎ、車内の温度を上げないようにする役割があります。 しかし、サンシェードを使用することで本当に温度を抑えることができるのでしょうか。 実は、これについて JAFが2012年に検証を行っています。 それは、ミニバンのクルマを5台用意し、それぞれ異なる条件で駐車して車内温度を比較するというもの。 気温35度の晴れた日に、午後12時から4時間クルマを放置。条件はそれぞれ、何も対策をしていない白いクルマと黒いクルマ、窓を3cm開けた白いクルマ、エアコンを作動させたままにした白いクルマ、そしてサンシェードを装着した白いクルマです。 結果、サンシェードを使用したクルマの最高気温は50度、ダッシュボードの最高気温は52度になりました。 一方で、何も対策していない白いクルマの最高気温は52度、ダッシュボードの最高気温は74度です。 この結果から比較すると、たしかに対策をしていないクルマと比べてダッシュボードの温度を抑える効果はありますが、車内全体の温度としてはあまり変わりません。 検証結果について、 JAFの担当者は次のように話しています。 「サンシェード対策や窓開け対策をしていても温度抑制効果は低く、人や動物が耐えられない温度となり、車内温度の上昇を防ぐことはできない可能性が高いです」 どうやら、サンシェードを装着したとしても、劇的な効果は見られないようです。 また、窓を開けた場合も同様に効果が低く、もっとも車内温度上昇を抑えたのはエアコンの作動でした。