フォルクスワーゲン史上最強のミニバンが世界初公開! VW新型「ID.バズ GTX」は4輪駆動で340馬力の“快速ワーゲンバス”
0-100km/h加速が6.5秒 最高速は160km/hに制限
独フォルクスワーゲン(VW)商用車部門は2024年3月21日、電気自動車(EV)ミニバン「ID.BUZZ(ID.バズ)」に高性能モデル「ID.BUZZ GTX(ID.バズGTX)」を追加、世界初公開しました。 【画像】VW史上最強ミニバン登場! 「ID.バズGTX」を写真で見る(28枚)
ID.バズは、2017年3月に開催されたジュネーブモーターショーでコンセプトモデルが世界初公開されたフルEV(電気自動車)で、同年10月には東京モーターショーにて日本初公開されています。VWグループのEV向けモジュラープラットフォーム「MEB」を採用しています。 1950年に初代モデルが発売され、日本では「ワーゲンバス」、米国では「マイクロバス」、欧州では「ブリー」の愛称で親しまれる往年の名車、「タイプII」をデザインモチーフとして採用したコンセプトモデルのデザインを、製品バージョンに忠実に再現したことも魅力となっています。 ラインナップは5人乗りの「ID.バズ」標準ホイールベース(2989mm)バージョンと6/7人乗りのロングホイールバージョン(LWB)があり、標準ホイールベースは全長4712mm×全幅1985mm×全高1937mm、LWBはホイールベースを250mm延長(3239mm)で全長4962mmというボディサイズになります。 今回登場したのはこのID.バズをベースにした高性能モデルです。新型ID.バズGTXには2つのバッテリーサイズと2つのボディサイズを用意、5/6/7人乗りを選択できます。 すべてのラインナップで2モーター式の4輪駆動(AWD)となります。フロントは80kW(109馬力)、リアは210kW(286馬力)を発生するモーターを搭載。トータルでは250kW(350馬力)と、VW商用車史上もっとも強力なミニバンとなっています。 これらにより、 0-100km/h加速は6.5秒(予測)というパフォーマンスを発揮、最高速は160km/hに制限されます。 搭載されるリチウムイオンバッテリーは79kWhまたは86kWhで、86kWhのバッテリーは200kWの急速充電にも対応。10%から80%まで約26分で充電が可能です。 牽引能力も向上。通常ボディの新型ID.バズGTXは1800kg、ロングホイールベースは1600kgと、それぞれ800kgと600kg増加。ボートやキャンピングトレーラーの牽引に最適です。 ※ ※ ※ 新型ID.バズGTXのベースとなる「ID.バズ」は、2024年末以降に日本市場に導入することが発表されています。ただし、新型ID.バズGTXの日本導入については言及されていません。
VAGUE編集部