東北高で入学式 スケートボードパリ五輪候補・赤間凛音と全国女子駅伝区間賞の男乕結衣が新生活スタート
東北高校(宮城)の入学式が6日に行われ、泉キャンパスではスケートボード・ストリートでパリ五輪出場が期待される赤間凛音(りず、15)と陸上で1月の全国都道府県対抗女子駅伝で8区区間賞の走りを見せた男乕(おのとら)結衣(15)が参加。2人はそれぞれの夢に向かって、新たなステージでの第一歩を踏み出した。 真新しい制服に身を包み、式を終えたばかりの赤間は「久しぶりのスカートなのでいずい(仙台弁で違和感がある)」と苦笑いも、「入学できてよかったです」と安どの表情を見せた。 3月に行われたドバイでのパリ五輪予選第6戦で優勝。女子は世界ランク10位以内に日本勢6人がひしめく大混戦で、各種目3枠となる切符争いは激烈だ。現在は出場圏内の日本勢3番手につけるが、5月の上海、6月のブダペストでの予選は獲得ポイントが高いため逆転も可能で「他の人がやらない技を極めていきたい。新しい技にも挑戦中」とさらなる高みを目指す。「まずは上海、ブダペストの予選でも自分らしい滑りで絶対にパリ五輪代表になる」と力強く宣言した。 男乕は1月の都道府県対抗駅伝で8区(3キロ)を区間賞の快走で、宮城県の29年ぶり頂点に貢献した。式では新入生代表として誓いの言葉を披露。「陸上の大会の方が緊張しました」と堂々のあいさつだった。クラスは進学選抜コースへと入り「将来の選択肢を増やすために勉強も頑張ろうと思った」と文武両道を目指す。「早く新しい環境に慣れて、高校でも活躍したい。1500と3000メートルを中心に、インターハイで決勝進出を目指します」と、早くもイメージを描いた。(秋元 萌佳)
報知新聞社