中国電、昼割安料金メニュー導入 余剰の再生可能エネルギー活用
中国電力は29日、再生可能エネルギーの出力制御が増える時期に、昼間の電気料金の単価が夜間よりも割安となる新しい家庭向けの料金メニューを発表した。29日から受け付けを始め、10月1日に開始する。昼間余剰となっている再エネの電気を有効活用する狙い。 昼間にお湯を沸かすことができるヒートポンプ給湯器を使用している家庭向けのメニュー。7~9月の夏季を除き、昼間の単価が夜間に比べ割安になる。夏季は冷房の使用で昼間の電力需要が減少せず、再エネの出力制御が起きにくいことなどから、昼夜で同一単価となる。 中国電力の供給エリアでは、春や秋の昼間を中心に電力供給が需要を上回る状況となっている。