「国産中古車」の購入を検討しています。「安さ」「品質」の両方を求めるなら「何年落ち」が狙い目ですか?
国産中古車を購入する際、安さと品質の両方を求める人がいるかもしれません。その場合、何年落ちの車が狙い目になるかを知りたい人もいるでしょう。 今回は、国産中古車の「安さ」「品質」を求める場合に狙い目となる年式や経過年数をご紹介します。あわせて、「何年落ち」の説明や、年式の古い車を選ぶ際のポイントについてもまとめました。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
中古車の「5年落ち」や「10年落ち」などはどのような意味?
中古車は、年式に応じて「5年落ち」や「10年落ち」などと表現されることがあります。これは初度登録年月からの経過年数を表すもので、例えば2024年を基準とするのであれば、2019年式の車が5年落ち、2014年式の車が10年落ちと考えれば問題はないでしょう。 一般的に、中古車は年式が古くなるにつれて価格も安くなるといわれています。ただし、年式が古くなればパーツが劣化している可能性もあり、メンテナンス費用が発生する可能性もある点に注意しなければなりません。 結果的に維持費が高くなってしまう可能性もあるため、中古車を購入する際は、年式だけで選ぶのは控えるべきでしょう。
国産中古車の「安さ」と「品質」を求めるなら何年落ちを選ぶとよい?
中古車を購入する際に安さと品質を求めるのであれば、5年落ちや7年落ちの車を選ぶとよいでしょう。5年落ちや7年落ちの車であれば、2~3回目の車検を迎えるタイミングとなります。ローンの支払いやメーカー保証がなくなるタイミングで車を乗り換える方も多い傾向にあり、市場に多く出回りやすいとされています。 また5年落ちや7年落ちの車は使用感が目立ちやすくなってくるようです。そのため車両価格も下がりやすい傾向にあり、新車や3年落ちと比べても、安く中古車を手に入れられる可能性があります。 ただし、年式はあくまでも1つの目安にしかなりません。実際は前所有者の使用方法やメンテナンス状況に左右される点に注意して、中古車選びを進めましょう。
年式の古い国産中古車を選ぶ際のポイント
年式の古い車を選ぶ際は、走行距離にも注目してみてください。一般社団法人日本自動車査定協会によると、車の走行距離は「1000キロメートル×定期点検後の使用経過月数」で計算されます。そのため、年間の走行距離は1万2000キロメートルが目安となるでしょう。 これと比較し走行距離が多すぎる場合、さまざまな場所が劣化しているかもしれません。劣化している部分が多いと、部品交換やメンテナンスなどの修理代が発生します。そのため、走行距離は必ず確認すべき項目です。 また、年式に対して走行距離が少ないものも問題がある可能性があります。長期間放置されていたり、エンジンへの負担がかかっていたりする疑いが出てくるため、走行距離が少なすぎる車を選ぶ際も注意した方がよいでしょう。 なお、一般的に年式の古い車は車体価格が安い傾向にありますが、維持費が高くなってしまう可能性があります。費用を重視する場合は、この点にも注意しましょう。