眠りが驚くほど変わった!「睡眠アプリ」1カ月試した結果
自分の睡眠の質に関して全く興味を持ってこなかった私。けれど最近は、睡眠を十分に取っても疲れが残っていることが多く、寝ているときの自分を知るためにも!とアプリの使用を決意。それによって明らかになった自分の睡眠状況、また改善して変わったこと、アプリのメリット・デメリットなど1カ月試した結果を赤裸々にレポート! 寝ているときの自分を知るのって結構面白い。 【動画】ストレス軽減、減量、睡眠の改善とメリットたくさん!自宅でできる「有酸素運動」
睡眠アプリとは?
睡眠アプリとは、質の良い睡眠を取るために様々な指標で寝ている間の状況をレポートしてくれるもの。主に睡眠の時間やリズム(レム睡眠、ノンレム睡眠)、いびきの有無などを教えてくれることが多い。加速度センサーとマイクの機能が睡眠の深さ、寝返りなどの振動、いびきの音などを検出する仕組みになっている。
1カ月間睡眠アプリを使って変わったこと
まず自分の睡眠の質をチェックするため、数日間アプリを起動してみた。 私の場合、夜中に何度も起きているケースと、入眠までに時間かかかったりそうではなかったりと波が大きいことが分かった。また1カ月間の記録で面白いと感じたことは、ほんの些細な生活習慣でも睡眠データとしてしっかり表れるところ。1日として同じデータはないので、その日の行動を明確に睡眠の結果=数字として見ることができる。そしてアプリを通して変わったことは5つ。 ・睡眠が深くなった ・寝る時間が早くなった ・眠る前の習慣が変わった ・目覚めがよくなった ・睡眠に興味を持つようになった 睡眠結果を知ることは、自分の疲労具合やその日の過ごし方を振り返るきっかけになり、同時に次の日の生活の目標や改善点を事前に立てることもできるのだ。
睡眠アプリで感じた6つのメリット
1. 自分を知るきっかけになる 寝ているときの自分って、意識がないからこそ知らない部分があり、録音されたデータや数字で明らかになる癖や事実は多い。私が使っていた睡眠アプリは主に睡眠の波(レム睡眠・ノンレム睡眠)をグラフ上で表示、覚醒回数(夜中に何回起きたか)、覚醒時間、入眠時間や入眠までどれくらいかかったか、寝ている間に何回動いたかなどを計測して数字で出してくれる。また録音もしてくれるため、「え、私こんなに?」なんていう衝撃的な事実も発覚する。 私はいびきや寝言などの心配をしていたのに、録音してデータに残っていたの聞いたのはまさかの自分の笑い声だった。疲れているときほど面白い夢を見ることが多いけれど、まさか声に出すほど笑っていたとは……ショックと同時にホラーのような事実だった。 2. 自分の中でのベストな睡眠リズムを見つけられる 睡眠アプリは日々の睡眠時間も記録してくれるため、その平均から自分に合ったベストな入床時間と起床時間を計算して出してくれる。今自分がどれくらい睡眠不足で、何時間寝るのがおすすめなのかをアドバイスしてくれるのは、なんだか自分の睡眠時間をいつでも心配してくれる強い味方がいるような気分になる。 3. モチベーションのアップにつながる データ上には分かりやすく“何パーセント睡眠できていたのか”を表示してくれるため、99%や100%など数字ではっきり確認できるとうれしくなり、質のよい睡眠への意欲がアップする。また、レーダーチャートで美容や肥満予防などの指標も見られるため、チャートの満点を目指して早寝を心がけたり、簡単な習慣ならトライするようになったりと生活の変化も表れた。改善した分だけ結果が出るので、続けることが楽しくなるのだ。 4. 原因が明確になる 最初の改善点は計測結果を見ればすぐに分かるため、どこが原因で睡眠の質が悪いのかを明確に知ることができる。例えば私の場合は先述の通り、夜に何度も(無意識だけれど)起きていることが多かった。その改善策として行ったのが、枕の使用をやめたり、脚にレッグウォーマーをつけて温めて寝たり、寝る前の携帯の使用をなるべく避けること。原因が分かると次のアクションが取りやすく、結果が出ればモチベーションも上がるので、トライしている月の後半はまるで睡眠博士のようだったと思う。 5. 音がクリア 睡眠アプリの利用で私が一番驚いたのは音の精度の高さだった。録音された音のセンサーがかなりよいため、たまにいびきが1%などと計測されて恐る恐る見ると、自分の寝返りの音や外の工事の音、また鳥のさえずりでさえ感知していたのだ。これには感動と同時に妙な緊張感を感じた。少しの音でも、これらの睡眠アプリは見逃さないのである。 6. 睡眠が浅い時に起こしてくれる アプリのなかに“スマートアラーム”という機能があり、自分が設定したアラーム時刻より手前の眠りの浅いタイミングでアラームを鳴らしてくれるというもの。これがかなり便利で、睡眠アプリならではの素敵な機能だと感じた。正直なところ、いくら眠りが浅い時に起こしてくれたとしても、「眠いなあ……もう朝か」と思ってしまうのは否定できない。けれどこの機能がないと起きるのがもっと辛いかもと思うと、使わずにはいられないのだ。 ただこれはデメリットになることも……。