国連、ロヒンギャ支援の強化要請 バングラデシュに退避
【ジュネーブ共同】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や国際移住機関(IOM)は13日、不安定なミャンマー情勢により隣国バングラデシュに退避したイスラム教徒少数民族ロヒンギャへの人道支援を強化するよう国際社会に要請した。逃れたロヒンギャと受け入れた地域の住民を援助するため8億5240万ドル(約1260億円)が必要だと訴えた。 2024年に南東部コックスバザールやベンガル湾の島バシャン・チョールで計約155万人が食料や保健衛生、教育、職業訓練などの支援を必要とすると推計。うち135万人への支援を目標とした計画を、バングラデシュ政府が国内の支援団体などと協力して策定した。