25歳シャポバロフ 快勝で40度目のツアーベスト8進出<男子テニス>
ベオグラード・オープン
男子テニスのベオグラード・オープン(セルビア/ベオグラード、室内ハード、ATP250)は6日、シングルス2回戦が行われ、予選勝者で世界ランク78位のD・シャポバロフ(カナダ)が第5シードのN・ボルジェス(ポルトガル)を6-2, 6-4のストレートで破り、キャリア40度目となるツアーベスト8進出を果たした。 【錦織圭vsキム 1ポイント速報】 25歳のシャポバロフは2020年に世界ランク10位を記録したものの、昨年は腰の負傷で長期のツアー離脱を経験。今年1月には世界ランク137位まで落としてしまっていたが、今シーズン後半は予選からツアー入りを果たすなど試合の体力なども戻っており、先月のスイス・インドア・バーゼル(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)ではシャン・ジュンチェン(中国)やR・バウティスタ=アグ(スペイン)を破り8強入りした。 今大会は予選2試合を勝ち抜き本戦入りすると、1回戦で世界ランク91位のM・フチョビッチ(ハンガリー)を撃破し2回戦に駒を進めている。 2回戦、シャポバロフは4本のダブルフォルトを犯すも、それを上回る9本のサービスエースを記録。ファーストサービスが入ったときのポイント確率は91パーセントにのぼり、ボルジェスに1度もブレークを許さなかった。リターンゲームでは計3度のブレークに成功。1時間4分で快勝した。 男子プロテニス協会のATP公式サイトにはツアー通算40度目の8強入りとなったシャポバロフのコメントが掲載されている。 「今日はテンポの速い試合で、出だしからとてもいいスタートが切れた。勢いを保ったまま、最初のゲームでサーブをブレークできた。それで勢いをキープできたね。この1週間、ずっといいプレーができているから、また勝ててとてもうれしい」 準々決勝では世界ランク71位のC・オコネル(オーストラリア)と対戦する。オコネルは2回戦で同93位のD・アルトマイアー(ドイツ)をストレートで下しての勝ち上がり。 同日には第3シードのF・セルンドロ(アルゼンチン)やワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク141位のL・ジェレ(セルビア)らが8強入りした。