「Cloud」釜山映画祭へ、黒沢清はアジア映画産業に貢献したフィルムメーカー賞選出
菅田将暉が主演を務めた映画「Cloud クラウド」が、10月2日から11日に開催される第29回釜山国際映画祭のガラ・プレゼンテーション部門に正式出品。あわせて監督の黒沢清が、アジア映画産業と文化の発展にもっとも重要な貢献を果たした人物に贈られる「アジアン・フィルム・メーカー・オブ・ザ・イヤー賞」に選出された。 【画像】映画「Cloud クラウド」場面写真 ガラ・プレゼンテーション部門は同映画祭のメインプログラムで、話題作や世界で影響力のある監督の新作を上映。かつて是枝裕和の「怪物」や、新海誠の「君の名は。」なども招待された。アジアン・フィルム・メーカー・オブ・ザ・イヤー賞には、これまで映画監督の鈴木清順や若松孝二、是枝のほか音楽家・坂本龍一が輝いている。 9月27日に公開を控える「Cloud クラウド」は、現代社会に潜む憎悪の連鎖が“集団狂気”へとエスカレートしていく物語。古川琴音、奥平大兼、岡山天音、荒川良々、窪田正孝らがキャストに名を連ねた。第97回アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品に選ばれており、今後トロント国際映画祭やスペイン・シッチェス国際映画祭、台湾の高雄国際映画祭での上映も控えている。 (c)2024 「Cloud」 製作委員会