「殺す決断は自分」父を刺した次男が法廷で証言 「霊能力者の指示」を否定 柴田町殺人事件〈宮城〉
仙台放送
去年4月、宮城県柴田町で男性を殺害した罪などに問われている男性の次男と長男の妻の裁判についてです。次男は11月13日の被告人質問で、殺害を指示された霊能力者について「長男の妻ではない」「殺す決断は自分」と述べました。 殺人などの罪に問われているのは角田市の無職、村上直哉被告(25)と村上敦子被告(48)の2人です。2人は去年4月、柴田町西船迫の住宅で村上隆一さん(当時54)を刃物で刺して殺害した罪などに問われています。 直哉被告は村上さんの次男、敦子被告は村上さんの長男の妻で、これまでの裁判で直哉被告は殺人についての起訴内容を認めているものの、敦子被告との共謀は否認しています。 13日から仙台地裁で直哉被告の被告人質問が始まり、弁護側は検察が主張する「敦子被告が霊能力者JUNに成りすまし、殺害を仕向けた」とする点について質問しました。 この中で直哉被告は「JUNは敦子被告ではない。敦子被告と2人でいる時もJUNからLINEが来たこともあった」と述べました。また、「JUNはあくまで助言してくれるだけで殺す決断は自分がした」と説明しました。 裁判では11月15日に敦子被告の被告人質問も予定されていて、25日に判決が言い渡されます。
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