今季限りでアルピーヌF1離脱のオコン、その後任は? 有力候補の3人をピックアップ
ミック・シューマッハー
現在:アルピーヌWECドライバー/メルセデス&マクラーレンF1リザーブドライバー F1参戦回数:43 F1獲得ポイント:12 F2最高成績:チャンピオン(2020年) その他タイトル:F3ヨーロッパ選手権(2018年) ミック・シューマッハーも、アルピーヌとのコネクションにより、F1シートを再び得るチャンスがある。シューマッハーは現在メルセデスとマクラーレンのリザーブドライバーを務めているが、その一方でWEC(世界耐久選手権)にアルピーヌから参戦しているのだ。 シューマッハーはF4での優勝経験もあり、2018年のF3ヨーロッパ選手権と2020年のF2で共にチャンピオンに輝いた。そして2021年にはハースからF1デビューを果たしたが、チームの戦闘力不足もあって結果を残すことができず、2年で解雇されてしまった。 その後シューマッハーは2023年にアルピーヌの耐久プロトタイプをテストし、2024年には同チームからWECハイパーカークラスに参加する契約を結んだ。この発表を結んだ際、シューマッハーは次のように語っている。 「WECのハイパーカーカテゴリーでアルピーヌと共に新たな章が始まる。クルマは印象的だし、始めるのが待ちきれないよ。僕はシングルシーターで育ってきたから、クローズド・コックピットで屋根付きかつホイールが剥き出しじゃないクルマを運転することは、僕のドライビングスキルを磨く絶好のチャンスなんだ」 「耐久レースは僕にとって新たな挑戦だし、来年はアルピーヌと素晴らしい瞬間を共有できると確信している」 父親はもちろん、7回のF1チャンピオン経験者であるミハエル・シューマッハーである。
周冠宇
現在:ザウバー レギュラードライバー F1レース数:52 F1獲得ポイント:12 F2最高成績:3位(2021年) その他タイトル:F3アジア選手権(2021年) ザウバーとの契約が2024年シーズン限りで満了となる周冠宇にも、アルピーヌ加入の可能性が浮上している。 ザウバーはすでにニコ・ヒュルケンベルグと来季の契約を結んでいるが、現在のふたりのドライバー(周とバルテリ・ボッタス)は、チームに残るかどうかまだ発表されていない。 そのうち周は、アルピーヌアカデミーの元メンバーで、2020年と2021年に同チームのテストドライバーを務めた。結局は2022年にアルファロメオ(ザウバー)からF1デビューしたが、ここ2年間はランキング18位に終わり、52戦に出走してわずか6ポイントしか獲得していない。 ■その他、今季で契約満了となるドライバーは? 来シーズンに向けてまだ決まっていないF1シートはまだ半分ほど残っており、今季で契約が切れるドライバーたちは皆アルピーヌへの移籍を検討している可能性がある。契約満了を迎える現役F1ドライバーは以下の通りだ。 カルロス・サインツJr. ダニエル・リカルド 角田裕毅 ケビン・マグヌッセン ローガン・サージェント ピエール・ガスリー エステバン・オコン 周冠宇 バルテリ・ボッタス
Rebecca Braybrook