チャナティップやティーラトンだけじゃない!森保監督がタイ戦を前に日本人指揮官を警戒「我々のやりたいことを消してくる」
「非常にクレバー。難しい戦いになる」
森保ジャパンは来年1月1日、タイ代表と国立競技場で親善試合を行なう。 タイには、“英雄”チャナティップをはじめ、ティーラトン、スパチョークといった日本でもお馴染みのメンバーが揃う。しかし、注目は選手だけではない。監督を務めるのは、かつて鹿島アントラーズを率いて、クラブ・ワールドカップ決勝に導いた石井正忠氏なのだ。 【PHOTO】2024年元日開催のタイ戦に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介! 現在56歳の石井監督は、Jリーグで経験を積んだ後、タイ国内のサムットプラーカーン・シティとブリーラム・ユナイテッドで指揮。ブリーラムでは2年連続で国内3冠に導くなど、タイでも確かな手腕を発揮すると、先月に代表監督に就任した。同代表で日本人が指揮を執るのは、西野朗氏以来2人目だ。 日本代表の森保一監督は、12月7日のメンバー発表会見で、1歳上の敵将に言及。サンフレッチェ広島時代の対戦経験を踏まえ、元鹿島指揮官についてこう語った。 「石井監督との代表戦は非常に難しい戦いになると思う。我々を知っているし、すごく対策を練って試合に臨んでくると想像できる。非常に賢くクレバーに対策を練られる方。我々のやりたいことを消してくる戦いをすると思う。 鹿島時代も個々の良さを発揮させながら、組織的に戦える良いチーム作りをしているので、非常に難しい戦いになるはず。そういう個々の良さをより発揮させながら、組織として戦うチーム作りをできる監督だと思っている」 石井監督にとっては、母国凱旋での日本戦がデビューマッチとなる。様々な思惑が渦巻く元日決戦を制すのは、いったいどちらの日本人監督か。 取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)