【危険】梅雨型・翌日熱中症にご注意…喉の乾き前に脱水症状や高温の次の日に体調不良も 都心33.4度で外国人観光客「Hot!」
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24日、栃木・佐野市は36.8度まで気温が上がり、「猛暑日」となった。 地元の人からも、「今日はちょっと異常ですね。(Q.曇りなのにこの気温だが?)今までにあんまり経験ないですね」と驚きの声が上がった。 日傘をさして歩いていた女性は、「じめっと汗が出るので、疲れがどっと出ますけど」とジメジメした蒸し暑さにぐったり。 じっとしていても汗が噴き出す暑さに包まれた、午後の東京・浅草。 雷門前では、照り付ける日差しのもと、外国人観光客が着物姿で記念撮影をする様子が見られた。 外国人観光客からは、初めて経験する日本の暑さに驚きの声が上がっている。 台湾から来た人: Hot!Hot!Hot!Hot! オーストラリアから来た男性も、日本特有の蒸し暑さにビックリ。 オーストラリアから来た人: 今日はとても暑い!日本は暑くて湿度が高いから汗かく。 不快な蒸し暑さ対策は、日本で買ったという「汗拭きシート」。 オーストラリアから来た人: (汗拭きシートについて)ベリーグッド!! 最高気温35.3度を観測し、猛暑日となった群馬・伊勢崎市。 2024年一番の暑さの中、バスを待つ女性はフードをすっぽり。なぜなのだろうか。 バスを待つ女性: (Q.フードも被って厚着だがどうして?)暑いです!暑いですけど、これも日焼け対策。(Q.日焼けする方が暑いより嫌?)嫌です! 広い砂浜の向こうに広がる東京湾。波打ち際で足をつけて人が涼んでいたのは、東京・江戸川区の葛西海浜公園。 潮が引いてできた干潟で、子供たちは水遊びを満喫。 水遊びしていた5歳の子ども: 楽しかった。(Q.水どうだった?)気持ち良かった。 訪れた人たちは熱中症対策に気を付けていた。 公園に来た10代: 麦茶とポカリスエットを飲む。日陰で休んだりとか。 東京都内では24日午後3時までに、20人が熱中症で救急搬送された。 また、埼玉県では31人が搬送されるなど、関東だけで100人以上が熱中症とみられる症状で搬送された。 2024年一番の暑さが襲う中、驚きの声が上がったのは23日との温度差。 公園に来た10代: きょうすごい暑いですよね。きのうはどしゃ降りで不安でしたけど、良かったです。 21日に遅い梅雨入りした関東甲信。 23日は各地で雨となり、東京都心は最高気温24.2度と5月下旬並みの涼しい1日となった。 しかし24日は一転、33.4度まで気温が上昇し、2024年一番の真夏並みの暑さとなった。 雨による涼しさと真夏並みの暑さが1日おきに訪れるジグザグ天気。 都内の内科クリニックには、ある症状を訴える患者が訪れていた。 ここ数日、夜になると頭痛などの症状が出て、それが日ごとにひどくなってきたと訴える男性。 医師は「湿度が非常に高いことによる、梅雨型の熱中症ではないかと」と診断。 医師によると、高温多湿の状況が続くことで、のどの渇きなどを感じる間もなく脱水症状が進行し、熱中症になる患者が増えているという。 いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長: 今年のように梅雨の入りが遅くなったことと、梅雨に入っても、暑い日・曇りの日が比較的まだらにあって、連続的に雨じゃない場合は、高温多湿という日が多くあるので、熱中症になりやすい。 更に蒸し暑い日が続くことで、内臓が弱るなどダメージが蓄積。 それによって、暑かった日の翌日などに熱中症を発症するケースも多いという。 いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長: 暑さと脱水と疲労が溜まって、蓄積したものが数日後に出てくる『翌日熱中症』もしくは『連日熱中症』のような症状が出てくる。 蓄積したダメージで弱った体に症状をもたらす「翌日熱中症」や「連日熱中症」。 熱中症対策としてまず挙げられるのが、こまめな水分補給。 しかし、熱中症が疑われる際に飲んではいけない飲み物があるという。それは一体何なのか。 あくまで軽症の場合だが、1つ目は利尿作用などがある「アルコール」。 2つ目は「牛乳」。 たんぱく質が多く含まれて体内で熱を作り出してしまうためNGだという。 そして最後は「大量の水」。 500mL程度では問題ないが、大量に飲むと、体内の塩分が薄くなって症状が悪化してしまう可能性があるという。 熱中症対策としては飲んでいいが、熱中症になった時に飲んではいけないという。