「どんな高校よりも質の高い練習を」山梨学院ラグビー部 2年連続の花園へ さらなる成長を誓う
山梨学院は1対1に負けない体づくり、心づくりに取り組み、去年からはレスリングを取り入れたフィジカルの強化も進めてきました。
■過酷な練習が大きな自信に
Q.渡邊選手の決勝でのトライもフィジカル強化の成果が出た? 渡邊選手「練習試合の対戦相手も強くなる中、自分たちもそれに劣らないプレーができていた。練習の成果は感じる」 Q.日々厳しい練習の中でも、特に辛いメニューがあると聞いたが? 渡邊選手 「コンタクトフィットネス。限界まで走って、限界までタックルする。1時間ぐらい」 Q.その練習が決まったときの気持ちは? 渡邊選手 「テンションを上げないと乗り切れない(笑)」 Q.今のチームの課題は? 井上選手 「去年から、ペナルティーで自分たちの苦しい時間が多くなった。『ノーペナ(ノーペナルティー)』を意識して普段の生活から取り組んできた」 Q.普段からどんな意識を? 井上選手 「学校生活で自分たちから積極的に挨拶する、提出物の期限をしっかり守る、落ちているごみを拾うなど、当たり前のことを徹底している。やってみて、ペナルティーの数も以前より減った。ペナルティーしないチームになってきた。厳しいメンタルトレーニングなどもあったおかげで、ノーペナルティーにつながっていると思う」 井上選手 Q.厳しい練習メニューが課されたとき、どんな気持ちに? 井上選手 「夜も眠れず、辛い気持ちでいっぱい(笑)」
■2年連続の花園へ まずは1勝を
全国大会は12月7日に組み合わせ抽選が行われ、27日に東大阪市の花園ラグビー場で開幕します。 前回大会の"花園初陣"は2点差で敗れています。
Q.花園の舞台でどんなプレーを見せたいか? 渡邊選手 「最後の大会になるので、今までやってきたことを全てぶつけ、悔いのないようにやっていきたい。(背番号が)6番なので6トライしたい」 井上選手 「(相手が)強豪校になるにつれ、相手のフィジカルも強くなってくると思う。それに負けないぐらいハードなトレーニングをして、花園では相手をひっくり返すようなタックルをしていきたい」 渡辺主将 「チームとして花園ベスト4を目指している。とても難しい目標だと思うが、この1カ月間、どんな高校よりも質の高い練習と、練習量をこなす。仲間とコミュニケーションをとって過ごしていきたい」
(「YBSスポーツ&ニュース 山梨スピリッツ」2024年11月17日放送)