【社会人野球】大阪ガス、プロ注目の高波寛生遊撃手は3打数1安打 東京ガスにサヨナラ勝ち
◇社会人野球◆JABA京都大会 第1日▽予選Cブロック 大阪ガス5―4東京ガス(25日・マイネットスタジアム皇子山) JABA京都大会が開幕し、大阪ガスが東京ガスにサヨナラ勝ちを収めた。1―4の9回1死一塁から、4連続安打で同点に追いつくと、なお1死一、三塁。代打・野口海音が左前へサヨナラ打を放ち、試合を決めた。 「8番・遊撃」で出場したプロ注目の高波寛生は、0―4の8回1死一塁で中越え二塁打。「チームが4点取られた後、落ち込んでいた状態だったので、なんとしても塁に出て、自分の姿勢で勢いづけたいと思った」とヘッドスライディングも見せ、その後の得点につなげた。ただ、最終回サヨナラ機では代打を送られ「去年の選手権の決勝で左のサイドから打ったので、ここは任せてもらえるかなと思ったけど…。自分の力がないなと感じました」と悔しさをにじませた。 ドラフト解禁年の社会人2年目。3月のJABA東京スポニチ大会では「プロっていうのが頭の中でずっとちらついているような感じがあって、焦って調整してしまった」と9打数0安打に終わった。その後は、打撃フォームの見直しなどに取り組み、徐々に状態は上を向き始めている。「チームの勝利が一番。自分の結果にとらわれずに、チームの雰囲気や状態をあげていけるような選手になりたい」と意気込んだ。
報知新聞社