「ミュージックバンク(字幕付き) #1197」

新たなグループが次々と誕生しているK-POPの"第5世代"。中でもボーイズグループのデビューラッシュはとどまるところを知らず、2024年に入ってからも注目のルーキーが続々と誕生している。そんな中、NCT 127、NCT DREAM、WayVらに続く"NCT最後のユニット"として、東京ドーム(「SMTOWN LIVE 2024 SMCU PALACE @TOKYO」／2月21日開催)で初舞台を飾った6人組グループが、NCT WISH(エヌシーティー ウィッシュ)だ。 【写真を見る】NCT WISHの爽やかな笑顔も印象的だったインタビュー(「ミュージックバンク #1197」より) ■日本では既に全国ツアーも経験済み！日本人4名、韓国人2名で構成されるメガルーキー・NCT WISHの実力 2023年7月から9月にかけて放送されたSM ENTERTAINMENT初のオーディション番組「NCT Universe：LASTART」を通じ、SM ROOKIESのSION(シオン)、YUSHI(ユウシ)と共にデビューするメンバーとして、RIKU(リク)、JAEHEE(ジェヒ)、RYO(リョウ)、SAKUYA(サクヤ)が選抜。 結成されるやいなや、NCT初のスタジアム公演「NCT STADIUM LIVE 'NCT NATION : To The World-in JAPAN'」でオープニングアクトを務め、10月から3ヶ月に渡って全国ツアー「NCT Universe：LASTART PRE-DEBUT TOUR」を敢行するなど、"NCT NEW TEAM(仮)"として様々なプレデビュー活動を展開してきた。 そうした大々的なプレデビュー期間を経て、1月18日に新たなグループ名"NCT WISH"が正式発表されると、2月28日には日本1stシングル「WISH」をリリース。日本では既に人気が拡大している彼らだが、この度、韓国活動もいよいよ本格化。韓国KBSで3月8日に放送された"ミューバン"こと「ミュージックバンク #1197」に初出演し、タイトル曲「WISH」とそのカップリング曲「Sail Away」を韓国語バージョンで披露した。 今から始まる未来に"WISH"を込めて進む、という抱負が込められたデビュー曲「WISH」は、オールドスクールヒップホップをベースとしたミディアムテンポのダンス曲。グループの堂々たる門出に相応しく、リーダーを任された最年長メンバーのSIONの表情豊かなパフォーマンスに、YUSHIの爽やかな歌声、JAEHEEの高音ボーカル...と、メンバーそれぞれが自分の個性を存分に発揮していく。 また、「NCT Universe：LASTART」にもアーティストディレクターとして参加したBoAが、彼らをプロデュースしていることも話題に。収録曲の「Sail Away (Korean ver.)」では、そんなBoAがデビューコンセプトとして掲げた"清涼感"を前面に押し出した爽やかなステージが展開。メンバーが手と手を取り合い、波の動きを表現した振り付けも印象的で、RIKUらのアグレッシブなラップで緩急をつけ、高難度なダンスパフォーマンスを完璧に踊り切った。 一方、緊張した面持ちで登場したインタビューでは、堂々としたステージからは打って変わって、ややぎこちない自己紹介となったメンバーたち。それでもグループのキャッチコピー"WISH for Our WISH"に込められた意味や、手を合わせて願い事をするような「WISH」のポイントダンスなど、自分たちの魅力を必死にアピール。SIONとJAEHEE以外、4人の日本人メンバーたちの韓国語もバッチリで、好感度抜群のフレッシュな素顔を覗かせた。 ■白鳥をイメージしたドレス姿も！LE SSERAFIM・ウンチェのファッションに熱視線 「ミュージックバンク」といえば、"番組の顔"であるEUNCHAE(ウンチェ)と俳優イ・チェミンの趣向を凝らした衣装も楽しみの1つ。"ホワイトスワン＆ブラックスワン"がコンセプトのこの日は、デコルテデザインが素敵な純白のドレスと、スパンコールが輝く黒のセットアップに身を包んだMCカップルのドレッシーな装いも注目の的に。 LE SSERAFIM(ルセラフィム)のマンネ(末っ子)メンバーでもあるEUNCHAEは、グループとしても3週連続でパフォーマンスを披露。「ビルボード200(米アルバムチャート)」を沸かせている3rdミニアルバム「EASY」に収録された後続曲「Smart」では、軽快なラテンサウンドに合わせて南国テイストの鮮やかなコスチュームで登場し、艶やかなステージで輝きを放った。 ■苦節4年...IVEの"兄グループ"CRAVITYが、悲願の首位獲得に涙！感動的なスピーチも そんなLE SSERAFIMの「EASY」との首位争いを制したのが、2週連続で登場した9人組ボーイズグループ・CRAVITY(クレビティ)の「Love or Die」だ。 IVE(アイヴ)の"兄グループ"としても知られ、昨年7月には日本デビューも果たしたCRAVITYのステージは、疾走感のあるドラムンベースが印象的な中毒性の高い楽曲に乗せ、9人という大所帯ならではの迫力満点のカル群舞を披露した。 2020年の韓国デビューから1425日――遂に念願だった地上波音楽番組で首位の座を掴むと、リーダーのSERIM(セリム)が言葉に詰まりながらLUVITY(ファン)への感謝を語り、感極まったWONJIN(ウォンジン)も涙を流すなど喜びを露わに。恒例のアンコールでは公約通り、天使と悪魔の被り物をつけながら、喜びを噛み締めるように楽曲を歌い、感動的な雰囲気で番組を締めくくった。 文＝HOMINIS編集部