福岡県警の27歳の男性巡査長が、泥酔していた女性に性的暴行を加えたとして30日、書類送検されました。巡査長は「性的な欲求から行為に及んでしまった」と話し容疑を認めているということです。 不同意性交等の疑いで書類送検されたのは、福岡県警粕屋警察署・刑事3課の男性巡査長（27）です。 福岡県警の発表によりますと、巡査長は4月11日午前4時半ごろ、福岡市内の会社敷地内で、泥酔した20代の女性に性的暴行を加えた疑いです。 女性は飲食店の従業員で、客として店を訪れていた巡査長とは初対面でした。巡査長は女性を自宅に送る途中、2人でタクシーを降り、関係のない会社の敷地内に入って性的行為に及んだとされています。 巡査長は当時、酒を飲んだ状態で、警察の調べに対し「性的な欲求から行為に及んでしまった」と容疑を認める一方、「女性は同意していると思っていた」と話しているということです。 巡査長には停職6か月の懲戒処分が出されています。 福岡県警の川畑佳市警務部長は「職員に対し指導を徹底し、県民の皆様の信頼回復に向けて取り組んで参ります」とコメントしています。