米軍岩国基地にオスプレイ配備 防衛省が広島県にも説明 「県民の懸念は大きい」県が安全確保申し入れを要請
アメリカ海軍の輸送機オスプレイが山口県のアメリカ軍岩国基地に初めて配備されることになり、中国四国防衛局の幹部が15日、広島県庁を訪れ、計画を説明しました。 【写真を見る】米軍岩国基地にオスプレイ配備 防衛省が広島県にも説明 「県民の懸念は大きい」県が安全確保申し入れを要請 防衛省中国四国防衛局の 柴山憲一 企画部長などが県庁を訪れ、オスプレイの配備計画について説明しました。説明は、非公開で行われました。 計画によりますと、海軍のオスプレイは輸送機C2に替わって配備されます。C2は横須賀基地を母港とする空母、ロナルド・レーガンの艦載機で、空母がジョージ・ワシントンに変更するのに合わせて、ことし後半に更新されるということです。 また、空母艦載機のFA18スーパーホーネット戦闘攻撃機の一部も、ステルス戦闘機のF35Cに交代するということです。 県は防衛省に対し、更新にあたっては安全の確保に十分配慮することを、アメリカ軍に申し入れるよう要請したとしています。 広島県国際課 大小田健 課長 「やはり県民のオスプレイ配備に対する懸念は大きいと認識している。県民の不安の払しょくにつながるような説明、具体的な措置をとってもらうよう国に働きかけていきたいと考えている」 15日、防衛省は岩国市も訪れ、岩国基地へのオスプレイ配備について計画を説明しています。
中国放送