姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)　(C)F.SANO

中断前の大一番である。オールブラックスの超大物ふたりが新加入し、好発進した両チームが激突。『NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24』第6節でトヨタヴェルブリッツが東芝ブレイブルーパス東京を迎え撃つのだ。 【PHOTO】ボーデン・バレット(トヨタヴェルブリッツ) 決戦2日前の1月25日・トヨタVがメディア対応を実施。No8姫野和樹主将がBL東京戦へ意気込みを語った。 「自分たちの強みは出せていると思うので、5位に付け結果にも満足している。でも、目指しているトップ4を倒していかないといけない。東芝さんはフィジカルを生かしたスピーディなラグビーをしているが、自分たちも似たラグビーをしているので、FWとして止めていきたい」 姫野はリーチ マイケル、SOボーデン・バレットはリッチー・モウンガとのマッチアップについて問われると。 姫野「リーチさんはすごいリーダー。日本代表をずっとけん引してきて、ずっと背中を追い掛けてきた。リーチさんからバトンを受けて、前回の『ラグビーワールドカップ』ではキャプテンをやったが、『これを8年間やっていたんだ、鉄人だな』と思った。彼にリスペクトを持っているからこそ、負けたくないし、彼よりもいいプレーしたい。グラウンドに入ったら、彼をドミネートしていきたい」 バレット「(シャノン・)フリゼル、リーチの個人名が上がっているが、自分たちのラグビーに重きを置いている。ラグビーは1対1の対決ではない。モウンガとは長い間友人として付き合い、今回の対戦を楽しみにしている。お互いにチームのためにベストを尽くしたいと考えている。おそらくモウンガも同じことを言うと思うが、モウンガ対バレットではなく、東芝対トヨタになる。再会することは楽しみだが、あくまでチームとチームの対戦」 姫野はオールブラックス司令塔対決でバレットの全面バックアップを約束した。 「日本でオールブラックスのSO同士が戦うのはすごいことだが、トヨタとしてはボーディがNo1のSOだと信じているので、FWとして彼がプレーしやすいように求めているものを全うしていきたい」 今週より、スティーブ・ハンセンDOR(ディレクター・オブ・ラグビー)が来日。その効果をふたりは口にした。 姫野「ビッグボス。彼が帰って来ることによって、チームにいい緊張感が生まれる。選手だけではなく、コーチ陣、スタッフ陣にもいい緊張感が出てくる。上に立つ者の威厳がチームにいい緊張感をまとわせてくれている」 バレット「スティーブがチームに与える影響は言い切れないほど素晴らしい。今週、チームはもちろん、私個人にもいい影響を与えている。彼は私の一番いい状態を引き出すのに長けている。オーガナイザーの役割を担うのではなく、自分の直感を生かしたプレーをよりするようにアドバイスをもらった」 両軍の試合登録メンバーは以下の通り。 【トヨタV】 1三浦昌悟、2彦坂圭克、3崔凌也、4小池隆成、5アイザイア・マプスア、6ピーターステフ・デュトイ、7ウィリアム・トゥポウ、8姫野和樹、9福田健太、10ボーデン・バレット、11ヴィリアメ・ツイドラキ、12チャーリー・ローレンス、13シオサイア・フィフィタ、14髙橋汰地、15ティアーン・ファルコン、16有田隆平、17清水岳、18淺岡俊亮、19西村龍馬、20古川聖人、21アーロン・スミス、22丸山凜太朗、23岡田優輝 【BL東京】 1木村星南、2原田衛、3眞壁照男、4ジェイコブ・ピアス、5ワーナー・ディアンズ、6シャノン・フリゼル、7佐々木剛、8リーチ マイケル、9小川高廣、10リッチー・モウンガ、11桑山淳生、12ニコラス・マクカラン、13ロブ・トンプソン、14ジョネ・ナイカブラ、15松永拓朗、16橋本大吾、17三上正貴、18タウファ・ラトゥ、19アニセ サムエラ、20伊藤鐘平、21杉山優平、22セタ・タマニバル、23森勇登 果たして、トヨタVがBL東京の連勝を止めるのか、BL東京がトヨタVも飲み込むのか。『NTTリーグワン2023-24』第6節・トヨタV×BL東京は1月27日(土)・豊田スタジアムにてキックオフ。当日は場外ステージでスリムクラブ、FUJIWARA原西、鬼越トマホークらのお笑いショー＆トークステージも開催。チケット発売中。試合の模様はBS日テレにて生中継。