小学生の子どもにそろそろお小遣いをあげようと考えています。毎月お小遣いを渡すのと、その都度渡すのではどちらが教育的にいいのでしょうか?
どちらが教育的に良い?
それぞれにメリットとデメリットがあり、育める能力や考え方に違いがあります。お小遣いの渡し方だけで相対的に評価するのではなく、子どもに合うものを選択することが大切です。 どちらが子どもに合っているかはご両親が最も知っているはずなので、子どもに何を学んでほしいかで考えることをおすすめします。足りない部分を補ったり、得意な分野を伸ばしても良いでしょう。 選択肢として、2つの方法を組み合わせるのもおすすめです。お小遣いの予算のうち一定額を毎月渡し、残りは成果報酬などで渡す方法です。 メリットの良いとこ取りができる分、子どもにとってはお金のやりくりで考えることが増えてしまいます。そのため集中して考えられずに、親が期待する結果にならない可能性もあります。
伸ばしたい能力や考え方で選ぶべき
お小遣いの渡し方で、子どもが学べるお金の考え方や価値観などは変わります。親目線で子どもに合わせながら、子どもに伸ばしてほしい能力で選択すると良いでしょう。 毎月お小遣いを渡す定額制は計画性や管理能力、その都度渡す成果報酬制や交渉制は労働や成果に対するお金の価値と自分の要望を伝える交渉能力が身に付きます。どちらか一方にこだわることなく、組み合わせてお小遣いを渡すのも選択肢の1つです。 メリットの良いとこ取りができますが、子どもにとっては考えることが増えてしまう点には注意が必要です。 出典 金融広報中央委員会 子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部