ブライトン加入が決定したバルコ [写真]=Getty Images

　ブライトンは20日、アルゼンチンの名門ボカ・ジュニオルスに所属するU－23アルゼンチン代表DFバレンティン・バルコを獲得したことを発表した。 　なお、契約期間は2028年6月30日までとなる4年半契約を締結。移籍金は明らかになっていないが、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、契約解除金の1000万ドル（約15億円）を支払っての獲得になったという。 　2004年7月23日生まれで現在19歳のバルコは、2014年にボカ・ジュニオルスの下部組織に加入し、2021年7月にトップチームデビュー。2023シーズンは公式戦32試合出場で1ゴール4ゴールを記録した。 　また、U－15からアルゼンチン代表に選出され、先月にはU－23チームでデビューも果たした。なお、現在は今夏に行われるパリ・オリンピック出場を懸けたCONMEBOL（南米サッカー連盟）予選に望むアルゼンチン代表チームの活動に参加していることも明らかになっている。 　注目されている逸材の獲得に成功したブライトンのテクニカルディレクターを務めるデヴィッド・ウィアー氏はクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。 「私たちはバレンティンのことを長い間追いかけていて、国内および国際レベルで彼の進歩に感銘を受けてきた。彼をクラブに迎え入れることができて嬉しく思っているし、ロベルト（・デ・ゼルビ監督）の下で彼がどのように進歩して成長するのか見ていくことを楽しみにしている」 「彼は主に左サイドでサイドバックやウィングバック、ウィンガーとしてプレーしてきたが、ボカでは中盤でもプレーする多才性を見せていた。彼は楽しみな有望選手だが、新しい環境やプレミアリーグに慣れて適応する必要があるため、時間を与えることも重要だ」