伝統の街並み、襲う火柱 輪島朝市周辺、住民「恐ろしい」
大きな揺れに続き、激しい炎が伝統の街並みを襲った。1日の能登半島地震。石川県輪島市の「輪島朝市」周辺で、複数の住宅が倒壊し火の手が上がった。夜になっても勢いは衰えていない。 電話取材に応じた同市の男性によると「10軒以上燃えているように見える」。市場は男性の自宅から約500m離れているが、火柱と黒煙がはっきり見えた。 自宅周辺でも複数の木造住宅が崩れ落ちた。男性は「縦にも横にも揺れて立っていられなかった」と声を震わせた。 近所の高齢女性は「ボン、ボンと爆発するような音も聞こえる」と話した。朝市周辺とは川を挟んだ対岸にいたが「火災の熱を感じ、離れていても恐ろしい」と話した。