村川絵梨が考える“女優”である意義と矜持「36年間で今の私が一番好き」
TVerのお気に入り登録者数が108万人を突破(11月20日現在)。ぐいぐい人気を伸ばし続けるドラマ『うちの弁護士は手がかかる』(フジテレビ系)。個性豊かな香澄法律事務所の中で、怒ると大阪弁になるやり手弁護士・辻井玲子を演じている村川絵梨。 【全ての写真】ドラマ『うちの弁護士は手がかかる』では“枯れ専”の弁護士を演じる村川絵梨(撮り下ろしカット8点) 連続テレビ小説『風のハルカ』で脚光を浴びて以降、映像・舞台を問わず活躍の場を広げ続けるなか、「今の私が一番いい」と笑顔を浮かべる彼女に、朝ドラ時代のエピソード、社会現象となった『ROOKIES』の思い出など……これまでの女優人生を振り返ってもらった。
新しい扉をたくさん開かせてもらっている
──ドラマ、毎回楽しく拝見しています。特にムロさんのドラマパロディが面白くて。 ドラマパロディは、脚本に書いてあるものにムロさんのアドリブもいっぱい入っているんですね。5話で『白い巨塔』ネタが出てきましたが、あれも当初の台本にはなかったもの。聞いたら、監督と事前に相談して、教授回診用の役者さんに出演していただくことになったそうです(笑)。 ──もし村川さんがドラマパロディをやるなら、何がやりたいですか。 戸田(恵子)さんと『ショムニ』がやりたいです。ムロさんとも話してるんですよ、戸田さんに脚立を持ってもらいたいねって。 ──演じる辻井玲子はやり手の弁護士。こういうコミカルな役どころは新鮮ですね。 今までキャリアウーマンの役をやったことがなかったんですよ。コメディもそんなにやったことがなかったので、今回は自分の新しい扉をたくさん開かせてもらっています。 ──玲子は枯れ専という設定ですが、もし村川さんが香澄法律事務所の面々からひとり選ぶなら誰がいいですか。 私も玲子と同じで酒向(芳)さんがいいです。酒向さんってすごく素敵なんですよ。信じられないくらいスタイルが良くて、いつも紳士的。これはキュンとするわって、ご一緒しながらドキドキしています(笑)。 ──タイトルにちなんで村川さんの「手がかかる」ポンコツなところは? 私、自慢できるくらい手がかからないです。現場にも1人で行くし、今まで遅刻も1回もしたことがなくて。手がかからなさすぎて寂しいかもしれない。あ、でも飲むと長いんで、早く帰らせるのに手がかかるかもしれないです(笑)。 ──村川さんといえば、きき酒師の資格を持つなど、日本酒好きのイメージがあります。今まで最長何時間ぶっ続けで飲んだことがありますか。 最長だと18時間くらい。確か25(歳)のときだったと思います。だから、周りにはいつも覚悟されます、私と飲むと一軒じゃすまないだろうなって(笑)。最近はおとなしくなりましたけど。 ──と言っても、てっぺん(0時)はまたぐ? それはまたぎますね(笑)。次の日休みだったら確実にまたぎます。 ──やっぱり日本酒メイン? 日本酒メインですね。で、ちょっと喉が乾いたらサワーにしたり。日本酒は水を飲まないと後悔するので、誰か隣で「水飲め」って言ってほしい! あ、だからそういうアシスタントはほしいかもしれないです(笑)。