三谷幸喜の政界コメディー主演 宝塚星組トップ礼真琴一問一答「日本背負って頑張りたい」
宝塚歌劇団星組の東京公演「記憶にございません！」「Tiara Azul －Destino－（ティアラ・アスール ディスティーノ）」の舞台稽古が、開幕前日の18日、東京宝塚劇場（千代田区）で行われた。衆院選を控えた時期に、三谷幸喜脚本・監督映画を元にした政界コメディーで総理大臣を演じるトップスター、礼真琴は「私たちも日本を背負って頑張りたい」と笑わせた。また今作がサヨナラ公演となるトップ娘役、舞空瞳は「1回1回大切につとめたい」と思いを語った。一問一答は以下の通り。 【写真】会見中、見つめ合う場面が多かった宝塚歌劇団星組トップスターの礼真琴と舞空瞳 ■退団の舞空「1回1回大切に」 ――舞台稽古を終えて 礼「宝塚での公演を経て、東京の皆さまにこの作品を大いに笑って楽しんでいただけるように、星組全員で頑張りますので、どうぞ1カ月と2週間よろしくお願いいたします」 舞空「東京公演も1回1回、大切につとめてまいりたいと思います」 ――トップコンビとしては最後の舞台だが 礼「芝居もショーも、（演出の）石田昌也先生と竹田悠一郎先生が、愛のある演出を作ってくださいました。石田先生は私たちのことをよく分かった上で、最後のサプライズがあった。竹田先生は今回、（大劇場）デビュー作ですが、なこちゃん（舞空）に最後、ティアラをかぶせるレビューで、噛み締めながらやろうと思います」 舞空「特にショーでは舞台上で、礼さんと2人で踊らせていただく場面が多いので、ありがたく感じますし、同時にすごくすごく幸せなので1回1回を、本当に大切につとめたいと思います」 ――「記憶にございません！」は宝塚としては異例の芝居だが 礼「今回初めて三谷幸喜さんの作品をさせていただくということで、大変ハードルが高いです。元になっている映画はそれぞれ（の役が）あて書きで、豪華な俳優さん方が出演されています。同じ役を演じるにあたり、宝塚らしさも石田先生と相談して取り入れつつも、ある意味、宝塚らしくない三谷さんの面白さも、新たに取り入れられたらいいなと思っております」 舞空「コメディーの難しさを今回、改めて痛感しています。（原作）映画を私たちも拝見し、画面では全ての皆さん表情が素晴らしく、クスッと笑ってしまうところも、宝塚の舞台でやるとなると、新たな難しさや挑戦する部分がたくさんある。宝塚の舞台でさせていただく意味を実感しながら、1回1回演じていきたいと思います」
