飯田市長選挙は新人2名と現職の争い!10月20日投票 長野県
10月13日に告示された飯田市長選挙には、新人の新井信一郎(あらい・しんいちろう)氏(53)、新人の熊谷章文(くまがい・あきふみ)氏(72)、現職の佐藤健(さとう・たけし)氏(57)の無所属3名が立候補しました。投開票は10月20日に行われます。 今回は佐藤市政の是非、リニア中央新幹線の開業の遅れに伴うまちづくり、人口減少が進む中での子育て支援策などが争点と考えられます。
駅前に暮らす利便性、安全性、資産的優位性も選ぶ飯田市に 新井氏
新井氏は飯田市出身、信州大学卒業。2005年から飯田市議会議員選挙に5期連続当選。市議会リニア推進特別委員会委員長、全国若手市議会議員の会第19代会長を歴任しました。 新井氏はこの政策を掲げました。 ・ゴミ袋の無料化 ・かせげる農業の実現 ・リニア駅前の商業施設化 ・ナンバーはリニア駅名と統一させる ・若者女性が集まる街づくり ・市民生活を経済により向上させる
稲田下伊那地域を環境未来都市としてアピールしたい 熊谷氏
熊谷氏は長野県阿智村出身、長野県下伊那農業高等学校卒業。設計事務所に就職し1級建築士の資格を取得後、独立しました。現在は株式会社章設計の所長を務めています。飯田市長選挙は2020年に続き2度目の挑戦となります。 熊谷氏はこの政策を掲げました。 ・リニア時代の大都市の生活圏として南信州の未来をつくる ・稲田下伊那地域全体を環境未来都市としてアピールし、誰もが暮らしたい活力ある街づくり ・自然環境保全地域として人と動植物の共生
市民とともに「2050年日本一住みたいまち」に向けて力強く歩んでいきたい 佐藤氏
佐藤氏は飯田市生まれ、東京大学法学部卒業。自治省(現 総務省)に入省し、大分県企画振興部長、大分県総務部長、飯田市副市長を歴任しました。2020年の飯田市長選挙で初当選、今回は2期連続当選を目指しての立候補となります。 佐藤氏はこの政策を掲げました。 ◯リニアに向けて前倒しで賑わい創出 2027年開業を前提に土地を譲り移転をされた方々の心情を察するに余りあります。飯田市としては、10年間手をこまねいていることなく、開業を待たずに駅前広場を一部先行して供用開始し、前倒しで賑わいを創出します。 ◯「信大実証タウン」で産業活性 信州大学が取り組むグリーン水素・水循環の研究の「実証タウン」として、飯田市への大学院設置、研究機関・関連企業の誘致に期待が高まっています。「空飛ぶクルマ」の実用化も含め、信州大学と連携して地域の産業活性化を進めます。 ◯「つながりの再生」で安心できるまちを コロナ禍で弱まった人と人との繋がり。防災力強化にもなる「つながりの再生」で安心できるまちづくりを目指します。 ◯女性と若者が済みたいまちに! 子育て世代を支援する取組に加えて、企業・事業所におけるワークライフバランスの推進、地域全体のジェンダーギャップ解消に向けた取組を進めます。起業支援など女性や若者の「こんなことをやってみたい」を全力で応援!