『インサイド・ヘッド2』興収240億円超で首位デビュー!今年最高の出足:全米ボックスオフィス考
ピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)であるピート・ドクターはすでにピクサーがコストダウンに取り組んでいることを明かし、同社の今後は『インサイド・ヘッド2』の成績にかかっているとTimeに語っていた。
「もし本作が劇場公開でうまくいかなければ、このビジネスのやり方について、もっと抜本的に考え直さなくてはならなくなる。これまで、ピクサーは巨額の製作費を前提にビジネスを構築してきた。それがわれわれにミスをすることやリスクを取ることを許し、うまくいかない時は一旦戻って修正することを可能にしていた。本当に安く作りたいのなら、アイデアを考え、作ることはできる。だが、それを良いものにしたいのなら、たくさんの変更と反復作業が必要になり、それこそがこれまでわれわれができていたこと。もし興行収入や経済がこのやり方をサポートしてくれないのならば、さらに大きな転換をしなくてはならない」。それだけに、この結果には胸をなで下ろしていることだろう。
『インサイド・ヘッド2』は、11歳の少女ライリーの頭の中の感情たち(ヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリ)を描き、第88回アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞した『インサイド・ヘッド』の続編。思春期を迎えたライリーの頭の中にシンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシという新たな感情が到来し、大騒動を繰り広げる。(編集部・市川遥)
6月14日~6月16日の全米ボックスオフィスラキングは以下の通り。()は先週の順位。 1(初)『インサイド・ヘッド2』 2(1)『バッドボーイズ RIDE OR DIE』 3(5)『猿の惑星/キングダム』 4(2)『ねこのガーフィールド』 5(4)『ザ・ウォッチャーズ』 6(3)『ブルー きみは大丈夫』 7(6)『マッドマックス:フュリオサ』 8(7)『フォールガイ』 9(10)『ザ・ストレンジャーズ:チャプター 1(原題) / The Strangers: Chapter 1』 10(8・再上映)『ロード・オブ・ザ・リング』