上司と同じ印鑑使い…生活保護費約400万円過大支給 福島・伊達市
上司と同じ印鑑を購入し、不適切な事務処理をして生活保護費400万円あまりを過大に支給したなどとして、伊達市は女性職員を懲戒処分しました。 大麻取締法違反罪で郡山市の33歳の男に懲役6年の実刑判決・福島県 停職1か月の懲戒処分を受けたのは伊達市健康福祉部の30歳の女性職員です。市によりますと、女性職員は2022年度からの2年間、生活保護に関する決裁文書で、上司と同じ印鑑を購入し、無断で事務処理をしたなどとされています。これにより、生活保護費422万円あまりを多く支給し、35万円あまりを少なく支給するなどしたということです。市の聞き取りに対し、女性職員は「通常の事務処理が遅れるなか県の定期監査のために取り繕うためだった」と話しているということです。また、当時の上司4人も減給2か月(10分の1)などの処分を受けています。女性職員は20日付けで依願退職したということです。