元Jリーガーの前田治さんが下田でサッカー教室 フットゴルフの実演も
元Jリーガーで現フットゴルフシニア日本代表の前田治さんが9月7日、下田小学校(下田市五丁目)でサッカー教室を開いた。小学生9人と下田中学校のサッカー部員11人が参加し、指導を受けた。(伊豆下田経済新聞) 【写真】指導をする前田治さん(関連画像5枚) 前田さんは横浜F・マリノスの前身である横浜フリューゲルスでエースストライカーとして活躍。Jリーグ通算103試合29得点、日本代表としても40試合12得点を記録した。引退後も指導者として後進の育成に力を注いでいる。近年はサッカーとゴルフをミックスしたフットゴルフにも挑戦し、日本代表としてワールドカップにも出場した。 今回の教室は、地元の小学生サッカーチーム「FC下田」代表の小川昭午さんと前田さんの長年の縁から実現したもの。前田さんの指導は基礎に重点を置き、ボールを蹴るだけでなく、ボールを使わない練習を取り入れることで、ボールの位置やスペースに対する意識を高める指導が特徴。さらに、強いボールを蹴る時の音にまで意識を向けることで、「より繊細なボールコントロールを習得できるようにする」工夫も見られた。トラップの技術向上にも力を入れており、「ナイスチャレンジ」の言葉で子どもたちの積極的な姿勢を評価するなど、励ましながら指導を進めた。 参加した小学4年の男児は「サッカーを始めたばかりだが、ボールを持っていない時でも大切なことがあると分かった」、小学6年の女児2人は「ボールの蹴り方の練習で、今まで知らなかった新たな発見があった」など、前田さんの指導からヒントを得た感想が聞かれた。 教室の最後に前田さんは、フットゴルフでボールを蹴る際の距離感についても実演し、「フットゴルフにも興味を持ってほしい」と呼びかけた。前田さんは9月24日~27日にマレーシアで開催される「フットゴルフアジアカップ2024」に、シニア日本代表として出場する。
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