有村架純&坂口健太郎「さよならのつづき」釜山映画祭で初上映!流ちょうな韓国語でファンに感謝
事故で死んだ雄介(生田斗真)の心臓を移植されたことで命を与えられた成瀬を演じる坂口。「自分の中に他人の意識に近いものがある経験のある人はいないじゃないですか、果たしてどのような感覚なのだろうと監督とも相談して紆余曲折を経て役作りを行いました。ですが、自分でも正解が何なのかまだわかりません」と五里霧中の中で演じたことを明かした。 イベントでは、本作のテーマである「愛」について、観客から「愛とは何だと思いますか」という質問を受けると、黒崎監督は「愛とは<恐れ>である」と回答し、その理由を「人を愛することは幸せなことだが、相手を傷つけてしまうかもという<恐れ>がある」と説明。有村は<涙>と語り、「1ミリでも心が動けば、うれしくても、悲しくても、感動しても涙が出てくるから」と解説。坂口は「愛しているからこそ、相手のために自分を顧みない<自己犠牲>こそが愛だと思う」と三者三様の価値観を述べた。
最後に、有村は「大切な人が亡くなられたとき、魂が生き続けていくと思うことで、悲しみを受け入れようとすると思うんですが、やっぱりそんな美しいことばかりではないと思うんです。どうしたってそこにいてほしい、触れたい、声を聞きたい、いろいろと思うことはたくさんあって、だからこそ皆さんが大切な人を今一度思うこと。そういった思い直すことができたら、私的には幸せなことだと思います。どうか後悔のないように大切な人との時間を過ごしてほしいなと思います」と語り、悲しみを乗り越えた先の希望が作品から伝わればと、本作からのメッセージを強くアピールした。
Netflixシリーズ「さよならのつづき」は、11月14日よりNetflixにて独占配信される。(土田真樹)