岡山・真庭 旭川河川敷に日本最大級の地上絵 気軽にアートを 協力隊員ら企画
日本最大級をうたう地上絵が岡山県真庭市久世の旭川河川敷に誕生し5日、お披露目された。気軽にアートに触れられる場をつくろうと、同市地域おこし協力隊員らが企画。作品を通じ、多世代交流が生まれる場として利用を期待する。 スケートボードなどができる河川公園約千平方メートルに、国内外で巨大壁画を手がける人気アーティスト・SUIKOさん(44)=広島市=が制作。赤や黄、青色のペンキで丸、三角などの図形が効果的に組み合わせて描かれ、躍動感をかき立てる。 お披露目では太田昇市長らがテープカット。飲食の出店が並び、若者がブレイクダンスを踊ったり、子どもが駆け回って遊んだりと、作品の上で思い思いの時間を過ごした。 地上絵の制作は隊員の延吉樹美さん(35)=真庭市=が発起人で、大阪市の壁画プロデュース企業などと協力して実施した。延吉さんは「迫力あるアートに触れ、自由に過ごしてほしい。地元の自慢として、真庭をより好きになるきっかけになれば」と話す。 真庭市久世地区では5、6日、「森の芸術祭 晴れの国・岡山」(11月24日まで)に合わせて「久世芸術祭2024『久世げー』」を開催。6日午前11時からは河川敷で「地域づくりとアート」をテーマにシンポジウムがある。