「円満人事には疑問が残る」…有働由美子アナ『news zero』降板の裏に「日テレの意外な思惑」
〈気づけば現在54歳! 次の新たなことにチャレンジするときは今しかないと考え、1年半前から相談させていただいていて、わたくしのわがままを聞いてくださり、このたび 『news zero』が快く送り出してくれることになりました〉 【超・貴重画像】すごい…! 『news zero』キャスター就任当時の有働由美子アナ「熱心すぎる取材風景」…! 12月14日、このように発表し、『news zero』からの卒業を明かしたのは有働由美子アナウンサー(54)だ。後任には『好きな男性アナウンサーランキング2023』で1位を獲得した藤井貴彦アナ(52)が就任するという。 「有働アナの降板については、12月上旬の段階で社内に出回っていました。有働アナは、初代メインキャスターを務めた村尾信尚さんの後を継ぎ、2代目キャスターとして’18年10月から5年以上にわたり番組の顔を務めてきました。 有働アナが『news zero』に出演し始めた当初は、視聴率も低迷することが多かったですが、現在は深夜時間帯にもかかわらず5%前後で安定しています。その一番の要因は、紛れもなく有働アナ。長年にわたりNHKの看板アナとして活躍してきただけあって、実力は申し分ない。気さくな性格で、スタッフ受けも抜群です。それだけに、今回の降板は日テレ内でも大きな話題となっています」(制作会社関係者) 有働アナの降板については、12月上旬には社内に共有されたという。本誌もその噂を受け、13日に日テレに取材を申し込んでいたが、質問状を送ってから1日と経たない中での正式発表となった。 名実ともに「日テレの夜の顔」だった有働アナ。そんな看板アナウンサーの異例の降板の裏には、一体何があったのか。有働アナは「自ら番組卒業を申し出た」と語っていたが、理由は他にもあるという。
前出の制作会社関係者は「円満人事というには疑問符が付く」と語る。 「有働アナが『新たな挑戦がしたい』と声を上げたのは間違いないです。それを受けて、日テレ側も有働アナと話し合いを重ねてきたそうです。この話し合いは社内でも機密情報として、12月に入るまでごく一部の局員にしか、知らされていませんでした。 しかし、日テレには別の狙いもあります。それは経費削減です。有働アナの出演料は番組1回あたり100万円前後と言われています。これは帯キャスターの中でも破格の待遇です。番組に多大なる貢献をしてきた“恩人”ですから、日テレとしてはなるべく長く起用したかったようですが、人件費削減は目下の大きな課題。背に腹はかえられず、今回の決断に至ったのでしょう」 有働アナの降板の影響は『news zero』だけに止まらない。 「3代目メインキャスターに就任するのは、日テレの報道を長年牽引してきた藤井貴彦アナです。これにより藤井アナは長年キャスターを務めてきた『news every.』を卒業します。同番組の後任も決まっており、鈴江奈々アナ(43)と、森圭介アナ(45)が就任予定。『夜の顔』だけでなく、報道番組全体を巻き込んでの大きな人事異動が行われる予定です」(日テレ中堅社員) 日テレの看板番組が、一つの区切りを迎えようとしている。
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