石原さとみ“母の顔”で新境地「ミッシング」絶賛公開中 7年前の“種まき”ようやく実を結ぶ
俳優の石原さとみ(37)が映画「ミッシング」公開御礼舞台挨拶に青木崇高(44)と登壇したのは5月30日のこと。劇中で失踪した娘役の有田麗未(7)がサプライズで登場すると、石原は、1年ぶりの再会に、「大きくなったね」と涙を浮かべ、すっかりママの顔になり、涙がこみあげる一面もあった。 【写真】川口春奈、清野菜名、森七菜…インスタの新ネタに定着? 芸能人「プク顔写真」が流行の兆し 同作は石原にとって産後復帰の第1作。石原が吉田恵輔監督(49)に「自分を変えて欲しい」と直談判し、7年前からの願いがかなった作品で、失踪した娘を捜す母親を熱演。ヒステリックなまでに感情をむき出しにする姿は「自分に子どもがいなかったら想像できなかった感情がたくさんあった」と語っていた。3年ぶりのドラマ「Destiny」(テレビ朝日系)も4日に最終話を迎え、俳優業本格復帰となった。
チャームポイントの唇も“あざとかわいい”から“大人の色気”に
石原といえば、女性誌の「なりたい顔」人気上位。ところが今回は「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」(日本テレビ系)の時のファッションリーダーのイメージはバッサリ捨て去った。芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。 「年齢的にも恋愛ドラマからは卒業して次のステップへと進みたいけれど、あまりに人気がありすぎてイメージチェンジが難しく迷走していたのが7年前だったのでしょう。監督へのオファーという“種まき”と、結婚、出産というライフステージの変化が相乗効果となって、いい時期に脱皮できた。えぐるような感情は、実生活で母親として子どもと向き合っていることが強みになって、見る側を演技で引きつけるし、チャームポイントの唇も“あざとかわいい”から“大人の色気”に変わって映る。“ホリプロ3人娘”の綾瀬はるかさんは、アクションや『義母と娘のブルース』の堅物なキャリアウーマン、深田恭子さんは“奇跡の40代”と、それぞれにミドルエイジからのポジションを確立しています。石原さんは2人にはない、母という肩書で誰よりもキャリアを大きく広げることができるのではないでしょうか」 「ミッシング」は、5月29日までの2週間で30代のオトナ層を中心に23万人を動員。新境地を切り開いた石原さとみのこれからが楽しみだ。