とよた真帆、芸能生活40周年記念!7・31発売アルバムで歌手デビュー 亡き夫・青山真治さんとのコラボ曲も
女優、とよた真帆(56)が芸能生活40周年を記念して7月31日にアルバム「WILD FLOWER」で歌手デビューすることが3日、分かった。制作期間約2年を費やし、昭和歌謡のカバーを中心に、一昨年3月に他界した夫の映画監督、青山真治さん(享年57)とのコラボ曲など10曲を収めた渾身作。誕生日の6日からは親交の深い俳優、斎藤工(42)と初デュエットした収録曲2曲が先行配信される。 【写真全10枚】アルバム「WILD LIFE」のライナーノーツに掲載される青山真治監督ととよた真帆夫妻(2枚目) デビュー40周年を迎えた新人歌手が力強い艶声を武器に音楽業界へダイブする。とよたは「青山への弔いを兼ねて、彼のスタッフで新しい作品を作って一歩前に進むことが前向きで意味があると思った」と説明した。 結婚10年目の2012年、テレビ朝日系「ミュージックステーション」を見て口ずさんだ歌声を夫にほめられて以降、ボイストレーニングを行い、1人カラオケでキーの確認や発声を練習。スナックに通って客の前で歌声を磨いてきた。 13年に青山さんが脚本・演出の主演舞台「私のなかの悪魔」で音楽を手掛けたギタリスト、山田勳生(65)と3人でアルバムを制作する話が上がったが、具現化されないまま22年3月に夫は病で急逝。その直後に山田に背中を押してもらい、企画が進み出した。 デビュー盤「WILD FLOWER」は元歌手、ちあきなおみさん(76)のヒット曲「朝がくるまえに」や浅川マキさん(享年67)の代表曲「夜が明けたら」など昭和を彩った名曲のカバー5曲と自身が作詞、青山さんが作曲した共作曲「WILD LIFE」などオリジナル5曲の10曲入り。目玉は映画界の巨匠と実力派俳優とのタッグだ。 青山さんが歌う収録曲「もう少しよ」にコーラスで参加。米歌手、ドクター・ジョンさん(享年77)の名曲の替え歌で、山田のパソコンから青山さんの歌声が偶然発見され、「彼の歌声を残したい」と奮起。同曲の最初と最後には「本番よーい、はい!」「はい、カット!」という夫の現場での掛け声も収録した。 また、斎藤工とオリジナル曲「LADY JANE」「愛のジョビ・ジョバ・マンボ」をデュエット。「LADY―」はしっとりとした大人のジャズで、「愛の―」は昭和歌謡風の軽快なナンバー。斎藤とのコラボは女優業を通じて初めてだ。