A.B.C-Z、4人となって初の“ABC座”が開幕「色んな人たちの支えがあってステージが出来ている」
A.B.C-Zの橋本良亮、戸塚祥太、五関晃一、塚田僚一が11月25日、東京のTOKYO DOME CITY HALLでSFミュージカル・エンタテイメント「ABC座2024 大金星(BIG VENUS)~時代(とき)を超えて~」初日記念会見に、少年忍者(川崎皇輝、青木滉平、ヴァサイェガ渉、川崎星輝、長瀬結星)、彩吹真央、内博貴らと共に出席。公演初日を迎えた心境をメンバーが語った。 【写真】美女に囲まれハーレム状態のフット(橋本良亮) ■4人になって初めての“ABC座”が開幕 A.B.C-Zが2012年から上演している演劇ユニット「ABC座」の新作である本作は、ABC座初のSFミュージカル・エンタテイメント。全編が新作ミュージカルとなっており、脚本は演劇ユニット「王様の演劇部」を主宰する斎藤栄作氏が手掛ける。 今回は、A.B.C-Zが4人になって初めてのABC座。劇中では「デカメロン伝説」「硝子の少年」「チャンカパーナ」「群青ランナウェイ」「D.D.」といった先輩や後輩の名曲を含む全31曲がステージを盛り上げる。 ゲネプロ後に行われた会見では、橋本が「スタッフさん、キャストさん、時間のない中、集まれない状況もあったんですけれど、なんとか無事に今日初日を迎えることができそうなので、一安心しております」とコメント。続いて塚田は「完全オリジナルということでゼロから作っていったんですけれど、思い返すとABC座、色んな人たちの支えがあってこうやってステージが出来ているんだなと改めて感じました。キャストの皆さんやスタッフの皆さん、この作品だけじゃなくて、ABC座の積み上げてきたものというのを自分たちでも感じながら、気を引き締めてやりたいと思います」と語った。 ■橋本良亮「千秋楽はとんでもないことになっているんじゃないかな」 ABC座初参加となる内は「(A.B.C-Zとは)昔から知っている仲なんですけど、こうやって一緒にやるのは初めて」とした上で、「ABC座は昔からやっている作品で、今回は4人の新体制となってやるのが初めて。その中に僕が参加するということになって、良い意味で彼らのバックアップが出来ればいいかなと思っております」と口にした。 また、豪華客船の船長・北街角ススム役の五関は「プライベートでも、免許とか何も持っていないんですけれど、唯一船舶免許だけ持ってるんですよ。なので当たり役だなと思っています。操縦するシーンは無いんですけれどね(笑)」と告白。内が「言ってたやん、そろそろ船買おうかなって」と指摘すると、五関は「言ってない言ってない!」と否定していた。 次に橋本は「今、通しゲネプロをやっていて、すごい楽しかったんですよ」としみじみ。「自分で言うのもなんですけど、僕って日にち重ねるごとに良くなっていくタイプなんですよ(笑)。やればやるほど良くなっていくタイプ。初日でこの気持ちになれているから、千秋楽はとんでもないことになっているんじゃないかなというのがあります」と胸を張った。 さらに物理学者・ポテト教授を演じる戸塚は「昨日、カレーのお弁当をいただきまして、ポテトが丸ごと入っていたので、『自分だな』と思いながら食べました」と笑いを誘い、「この1カ月はポテトを主食にしてやっていこうかな」と独特な役作りを宣言。 塚田は「本当に設定が面白くて。豪華客船に色んな人たちが集まってっていうのが、このABC座とも繋がるなと思って。旗揚げで始めた頃は、こんなすてきなステージで出来ていると思っていなかったので、最後まで楽しんでお客さんに届けたいです」と力を込めた。 そして最後に橋本が「本当にくせのあるステージになっております。色んな先輩、後輩の曲を使わせていただいています。敬意を持ってお芝居だったり歌だったりをさせていただきますので、ご覧になる方は、本当に楽しく見ていただけたらいいなと思っています。地方公演もありますので、このメンバーで最後まで頑張っていきますので、皆さん応援をよろしくお願いします」と会見を締めくくった。 ※川崎皇輝、川崎星輝の崎は正しくは「立つ崎」 ◆取材・文=山田健史