ウニオン・ベルリンにレンタル移籍していたD・フォファナ [写真]=Getty Images

　チェルシーは11日、ウニオン・ベルリンにレンタル移籍していたコートジボワール代表FWダトロ・フォファナが復帰したことを発表した。 　D・フォファナは2002年12月22日生まれの現在21歳。身長181センチメートルでセンターフォワード（CF）を主戦場とし、足元の技術に優れ、持ち前の体幹とスピードを駆使した力強いドリブル突破が魅力のアタッカー。2023年1月にモルデ（ノルウェー1部）から1200万ユーロ（約19億円）と見られる移籍金で加入し、1年の延長オプションが付随した2029年6月30日までの6年半契約を締結した。 　しかし、チェルシーでの半年間は出場機会に恵まれず、トップチームでは公式戦4試合の出場にとどまった。このような状況から出場機会を求め、昨年7月にウニオン・ベルリンにレンタル移籍を果たした。 　ウニオン・ベルリンではブンデスリーガで12試合出場1ゴール、チャンピオンズリーグ（CL）で4試合出場1ゴール、DFBポカールで1試合出場を記録したが、レンタル移籍を打ち切ってチェルシーに復帰することが発表された。 　レンタル移籍が終了となることに際し、ウニオン・ベルリンのフットボール部門のディレクターを務めるオリバー・ルーナート氏はクラブ公式サイトで「ダヴィドは昨夏に攻撃面で追加のオプションを与えるために全く新しいタイプの選手を迎え入れた。最終的に私たちが期待していたようなコラボレーションがうまくいかなかったことには様々な理由がある。ダヴィドの功績に感謝し、彼の今後の幸運を祈っている」とコメントを発表している。 　なお、D・フォファナはチェルシーに復帰したものの、再び武者修行に行くことが濃厚に。当初はセビージャへの加入に近づいていることが報じられていたが、イギリスメディア『アスレティック』や移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、プレミアリーグの経験を積むために関心が寄せられていたバーンリーに加入することになるという。 　すでに両クラブは合意に達している模様で、13日にメディカルチェックが予定されており、給料はバーンリーが全額負担するほか、買い取りオプションは付随しないレンタル移籍で加入することになるようだ。