テレビゲームやコンピュータゲームなどで競う「eスポーツ」。妙高市ではあるチームが大会に向けて練習を重ねています。チームの平均年齢は73歳。練習の様子をのぞいてきました。 妙高市の施設でテレビゲームに熱中する子どもたち。ただ楽しんでいるだけではありません。 競技としてゲームで競う「eスポーツ」です。 子どもたちに混ざり真剣な表情で画面と向き合っているのが… 妙高eスポーツクラブのシニアクラブに所属する3人です。平均年齢は73歳。 和太鼓をイメージしたリズムゲーム「太鼓の達人」に取り組んでいます。 背中には「NIIGATA」の文字。 実は3人、県の代表として10月19日から鳥取県で開かれる「ねんりんピック」に出場します。 60歳以上を中心にスポーツや文化・芸能で交流するねんりんピック。ことしから「eスポーツ」も種目に追加されました。 「eスポーツ」は集中力や判断力などが必要で体力の維持や認知症予防にも効果が期待されるといい導入する高齢者施設も増えています。 〈森山由美子さん〉 「下半身がしっかりしてないと打てない。体幹が絶対必要」 〈岡本敏子さん〉 「はじめ面白くなかった。ぜんぜん当たらなくて、機械が悪いんじゃないかってくらい当たらなかったんですけど、だんだん練習して当たるようになってから面白くなってきました」 最高齢は76歳の岡本美穂子さん。コーチは小学6年生の横尾優空さん。歳の差は60歳以上です。 「どこを直したらいいかちょっと見てて」 3人の腕前について、コーチの評価は？ 〈コーチ・横尾優空さん〉 「最初と比べてすごく成長しています。連打を他より多くしないと差もつけられないので連打を頑張ってもらいたいです」 孫世代のコーチから指導を受け実力をつけてきた3人。 大会での目標を聞いてみると… 〈岡本敏子さん〉 「見るところはてっぺんですね。てっぺんを見ながら楽しみたいと思います」 楽しみながら“てっぺん”へ。 「ねんりんピック」に向け、3人の特訓が続きます。