中島みゆき・阿部真央に続け……ヤマハ主催の音楽オーディション最後の開催
「ヤマハポピュラーソングコンテスト」(通称ポプコン)の流れを汲むアマチュアオーディションである「The 10th Music Revolution」が今回の大会を最後に終了します。その「HOKKAIDO FAINAL STAGE」が、3月5日にライブハウス・cube garden(札幌市中央区)で開かれました。
ポプコンの流れ汲む歴史あるオーディション
この「Music Revolution」は23歳以下であれば誰でも参加できるヤマハ主催のアマチュアミュージシャンオーディションで、1969(昭和44)年に第1回が開催されたポプコン流れを汲んでいます。1987(昭和62)年からは「TEEN’S MUSIC FESTIVAL」、2007(平成19)年からは「Music Revolution」と名前を変えながら継続。中島みゆきさん(第10回ポプコングランプリ)、岡村孝子さん(第23回ポプコングランプリをあみんとして受賞)、阿部真央さん(第20回TMF奨励賞)などを輩出、今回の大会を最後に歴史あるオーディションが終了することになりました。 これまでは全国各地で予選が行われ全国大会をする流れでしたが、今回は各地方でグランプリが決定する方式。北海道のグランプリが決定する「HOKKAIDO FINAL STAGE」には200組近い出場者の中から全道予選を勝ち抜いた14組が参加、それぞれが全力でオーディエンスに歌で思いをぶつけました。 結果、グランプリを獲得したのは札幌在住の男女混成5人組バンドFAMILY。ブラックミュージックをルーツとしたファンク色の強いポップス「美しい人」で、見事北海道のアマチュアミュージシャンの頂点に立ちました。副賞として、メダル・電動自転車・楽器10万円分・スタジオレコーディング権が贈られました。グランプリが発表されたときには「名前が呼ばれると思っていなかったのでびっくりしました。今にも嬉しくて泣きそうです」とメンバーが語っていたのが印象的でした。 優秀賞には4人組バンドNEWQ(ニューク/札幌市)、同じく4人組バンドTRiFOLiUM(トリフォリウム/札幌市)、ソロの観月さん(みづき/北見市)が選ばれ、メダルとiTunesカードが贈られました。