蜃気楼研究の成果披露 富山県の魚津埋没林博物館で交流会
国内の蜃気楼(しんきろう)研究者や観察者が集う「蜃気楼交流会」が18日、富山県魚津市の魚津埋没林博物館で始まった。魅力の発信を目的に、19日まで研究や観察の成果を発表し合う。 同館と日本蜃気楼協議会が開き、20回目。初日は全国各地で観測に成功し、「蜃気楼ハンター」と呼ばれる星弘之さん(福島県)が「自然は偉大な芸術家-オホーツクの海に多様で多彩な形や色」と題して講演。網走湾(北海道)の対岸や水面の色、形が大きく変化する様子、流氷の上位蜃気楼「幻氷(げんぴょう)」などを捉えた貴重な動画を次々と披露した。 19日は同館で高校生3人を含む約20人が研究・観察報告を行う。