大型巡視船「あさなぎ」機関室から出火 海上パトロール中、乗組員にけがなし 鹿児島海保
12日午前4時50分ごろ、鹿児島県西之表市の喜志鹿崎から南東約130キロの海上でパトロール中だった、鹿児島海上保安部の大型巡視船「あさなぎ」(6000トン)の機関室で火災が発生した。巡視船から同保安部に通報があった。乗組員にけがはなかった。 尖閣警備 進む鹿児島の要衝化 まるで戦艦…機関砲やヘリ2機を装備 最新鋭の大型巡視船「あさなぎ」乗船ルポ 全国最多の6隻態勢へ
同保安部によると出火当時、機関室には誰もいなかった。警報で火災に気付いた乗組員がエンジン付近から火が出ているのを確認。消化器を使い、約10分後に鎮火した。出火原因などを調べている。 警戒のため巡視船「さつま」が出動。あさなぎは自力航行でき、午後3時過ぎに谷山港に入港した。 あさなぎは全長約140メートル、定員60人。2023年7月に鹿児島に初入港した。海難救助などに当たるヘリコプター「おおたか」を2機搭載し、沖縄県・尖閣諸島周辺海域の警備強化などに対応する。
南日本新聞 | 鹿児島