買い物と料理で!?小学校入学前からできるたし算・ひき算の教え方
自分の考えをまとめる練習をしよう
最近の学校では、単に正しい答えを見つけるだけでなく、その答えに至る思考の過程を整理し、他人にわかりやすく伝える力も重視されています。これは、たし算・ひき算の学習でも同様で、答えを導き出す過程を言葉や文字で表現する力も求められます。このような伝える力を身に付けるには時間が必要なため、小学校入学前から準備できるとよいでしょう。 伝える力を身に付けるための第一歩として、日常の会話の時間を大切にしましょう。会話を増やすことを通じて、思ったことや考えたことを相手にわかりやすく伝える経験が積めます。具体的には、絵本を読んだあとに「どんなお話だった?」と問いかけてみてはいかがでしょうか。子どもは読んだ内容を他人に伝えるために自分の言葉で考えを整理し、相手にわかりやすく伝える力を養うことができます。そしてその際、足りない部分を対話で引き出したり、話す内容の順番の工夫を促したりするとより効果的でしょう。また、「おもちゃを使って自分だけの物語を作ってみる活動」もおすすめです。 ・最近の学校では答えを導くだけでなく、考えた過程を表現することも求められる ・日常の会話を増やし、読んだ絵本の内容を話したり、おもちゃを使って物語を作ったりすることなどを通じて、自分の言葉で考えを整理し、他人にわかりやすく伝える力を育てる
まとめ & 実践 TIPS
たし算・ひき算の対策は、小学校に入学する前から始めることができます。ご紹介した内容は、お子さまとの関わりを深める機会にもなります。ぜひ、お試しください。 株式会社プランディット 数学課 赤坂 編集プロダクションの株式会社プランディットで、進研ゼミを中心に、小学校から高校向けの算数・数学の教材編集を担当。
プロフィール 株式会社プランディット 1988年創業のベネッセ・グループの編集プロダクションで,教材編集と著作権権利処理の代行を行う。特に教材編集では,幼児向け教材から大学入試教材までの幅広い年齢を対象とした教材・アセスメントの企画・編集を行う。