乃木坂46・5期生の（左から）五百城茉央、井上和、小川彩 　撮影：筒井翼（C）ORICON NewS inc.

　2022年2月に乃木坂46に加入した5期生11人の写真集『あの頃、乃木坂にいた』（マガジンハウス）が20日に発売される。グループに加入して2年、初めての“後輩”となる6期生の募集もスタートした5期生たち。井上和（19）、小川彩（16）、五百城茉央（18）の3人が、アイドルとして前を向く決意と覚悟を語った。 【撮りおろしカット】キュートすぎる！それぞれの”必殺技”を披露する井上和、小川彩、五百城茉央 ――乃木坂46の34thシングル「Monopoly」に収録された5期生曲「いつの日にか、あの歌を」では、小川さんが初めてセンターを務められましたがいかがですか？ 【小川】『新参者』ライブで披露させていただいた時にはいろんな感情になって…。言葉にするのは難しいんですが、でもとにかく、ライブしているときのサイリウムの景色が本当に忘れられなくて、あそこに立ってる時の景色をすごい今でも鮮明に覚えてます。 ――5期生にあてた歌詞が印象的な楽曲ですが、センターとしてどんな思いで披露していたのでしょうか。 【小川】この曲は今の私たちにとって大事な曲で、すごく色々考えて挑んだ楽曲です。みんなで「サビは笑顔でやろう！」って言って、希望が見えたような、明るい感じが皆さんにも伝わっていたらいいなって思います。 ――お二人は小川さんのセンターぶりをどうみられていましたか？ 【五百城】ミュージックビデオ（MV）で、あやが紫の屋根の下で一人踊るシーンがあるんですが、すごくかっこよかった！ 【井上】『新参者』では、1回目の披露の時よりも、最終日の時のあやがすごいキラキラしてて。重くなりがちな曲ですが、あやがすごく明るくしてくれた。5期生の中でも好きな曲です。 ――このタイミングの5期生が歌うことにすごく意味を感じました。 【井上】5期生でこのようなテイストの楽曲は「絶望の一秒前」以来です。特にこの曲は3期生さん、4期生さんが1番最初にもらっていたような曲だと思うんですが、このタイミングでこの曲をいただけてうれしかった。そして同時に、確かに覚悟も決まったのかなと思います。 ――そして5期生のみなさんには初めての後輩となる「6期生オーディション」の開催が発表されました。今の率直な思いを教えてください。 【五百城】もう、そんな時期になったの？っていう…。もう気づけば3年目に突入しているわけなんですが、自分が先輩になれるんだろうかと。6期生が入るまでの1年間、より頑張りたいなと思いましたし、“後輩”という存在がとても新鮮なので楽しみではあります。 【小川】6期生募集の話を聞いて、どこか自分の気持ちが切り替わった気がしています。だから、6期生の子たちが入ってくるまでの時間を、まず大切にしたいです。そこでもっと自分を成長させて、6期生たちを迎えられたらなって思っています。 【井上】今は私たちが1番下の後輩なんですが、やっぱり先輩ってすごくかっこいい。それはテレビで見ててももちろんなんですが、一緒にお仕事をしていたり、普通にお話してたりする時でも「やっぱり私たちの先輩ってかっこいい！」と思うところがたくさんありすぎる。だからこそ、私たちが先輩になるっていう怖さもすごくあるんですけど、いつかは来ることだなとは思っていたので、後輩が入ってくる時までに、かっこいい先輩になっていたいという気持ちがしっかりと固まりました。 ――写真集は、みなさん5期生が乃木坂46に加入してから約2年が経つタイミングで発売されます。全国ツアーをはじめ、『新参者』ライブ、『スター誕生』ライブなどさまざまな経験を積んできましたが、この2年間を改めて振り返って今思うことはどんなことでしょうか。 【五百城】私は最初の頃、本当に目の前のことに精一杯でした。この2年間、周りを見て「こんなところが自分よりもすごいな」って思ったり、「自分はこういうところができていない」って思ったりすることがたくさんあって。でも、それを1つずつできる自分にしていきたいと思って活動してきました。 6期生オーディションが開催されるにあたって、自分が受けた最終オーディションの動画が公開されたんですが、それを見て自分がすごく変わっていることに気づいたんです。こんな時から“2年”という短い期間で本当にいろんなことを体験させていただいたな…と。写真集ひとつとっても、恥ずかしがらずに自然体の表情でいられたのは、成長できている部分なのかなって思うし、それ以外にも、あの時には絶対にできなかったこともたくさんできるようになりました。 でも、もっとやってみたいことがすごくたくさんあるし、自分自身がまだまだだということも自覚しています。だからこれからも常に前を見て、乃木坂46としてレベルアップしていきたいし、自分の中で「きょう1日よかったぞ！」って思えるような毎日を過ごしていきたいです。 【小川】私は乃木坂46に入るまで、のんきに過ごしてきたというか、何も考えず生きてきたので、アイドルとしての活動は毎日が刺激で、新しいことがいっぱいでした。最初はちょっと戸惑いもあったんですけど、2年間活動させていただいて、いろんな感情が芽生えたし、いろんなことを考えるようになって、精神的な面でも成長したと思います。 この2年、目の前のことをとりあえず一生懸命頑張ってきて、でも、これからはこなしていくだけじゃダメな気がして。だから、先輩になる前に「何か変えていかなきゃ」って思うんです。この2年で得られたことを、どんどん次につなげていけたらなって思ってます。 【井上】この2年という期間で環境もすごく変化したし、自分の考え方も変わったなって思う部分がたくさんあります。でも、変わっていく自分が怖くなることもあって。でも何もできない自分も嫌で。それを表にも出せなくて…というすごく複雑な心境で苦しかった時期もありました。 そんな中でも、5期生と一緒にいる時間は変わらずにありました。本当に仲が良くて、どの子とも一緒にご飯行ったり、遊びに行ったりもするんです。だから、私は「1番仲がいいのは誰ですか？」と聞かれると、本当に困っちゃうぐらい、11人みんなのことが大好きだし、この2年でみんなから変わらない愛をもらったし、同じように返していきたいっていう思いがどんどん強くなってる。なんていうんだろうな…乃木坂46に加入して2年経って振り返ると、本当にたくさん…いろんなことがあって、みんながさまざまな壁にぶつかってきたけど「11人で乗り越えてきたぞ」っていう気持ちが、一番強いなって思います。 　同写真集は、何気ない日常を切り取った“いつもの帰り道“からはじまり、初めての修学旅行という特別な時間を通じての絆の深まり…少女から大人に変わるタイミングの無邪気さと色香、多面的な魅力を3人のカメラマンが撮影。本格的に羽ばたく前の、今この瞬間の、飾らないそのままの姿を閉じ込めた1冊となる。 　ORICON NEWSでは、テーマ別に全4編にわたって3人のインタビューを掲載する（本編は第4編）。