スヌープ・ドッグ、ケンドリック・ラマーから助言を受けたと明かす
スヌープ・ドッグのような伝説的な存在になるには、常に学ぶ意欲がなければ到達できない。旧友であり師でもあるドクター・ドレーの協力のもと、20thスタジオ・アルバム『ミッショナリー』をリリースしたばかりの米ロング・ビーチのラッパーは、かなり年下の後輩ラッパーであるケンドリック・ラマーから助言を受けたことをブートレッグ・ケヴのポッドキャストで明かした。 このインタビューでスヌープは、トップ・ドッグ・エンターテインメント(TDE)の創設者であるアンソニー・“トップ・ドッグ”・ティフィスとその会社のビジネス手法を称賛し、と、彼とレーベルから多くのインスピレーションを受けていると話した。そしてケンドリックのライブ・パフォーマンスを観た後に、彼と連絡を取った時のことを回想した。 スヌープは、「この商売はそういうもんだ。学ぶこと、情報を入手すること、そして尋ねることを恥ずかしがらないこと」と述べ、「1年半ほど前、海外にいたときにケンドリックのパフォーマンスをパリで観たことがあって、彼に電話したんだ。彼はAmazonのためにパリでショーをやったんだけど、彼のショーとショーマンシップ、そしてすべてをうまくまとめているやり方にとても興味をそそられた。テラス・マーティンに連絡して、K.ドットの電話番号を教えてくれと頼んだ。そしたら教えてくれたから(ケンドリックに)電話して、“あのショーは一体どうやってやったんだ?自分のショーをああいう感じにするにはどうしたらいいんだ?”って聞いたんだ」と語った。 そして、「すると彼はいくつかの簡単な情報をくれた。でもその短い会話の中で、すごく多くの情報を得ることができたから、俺のショーはさらに良くなった。でもそれは俺がエゴを捨てて、自分より若く、自分よりイケてて、自分よりドープなやつに連絡して、得なければならない情報を請うたってことなんだ」と付け加えた。 その謙虚さが成功とキャリアの長さの鍵となっていると感じるかとケヴに聞かれたスヌープは、「ああ、自分が発するものがそのまま自分に返ってくるものさ」と答え、「人々にはさまざまなことが起こるが、なぜそうなのかと考えてみる。それは彼らが発するエネルギーのせいだ。俺は早い時期に地雷を踏んでいた。それが俺が発するエネルギーだったからだ。だから、前に言ったように、“ドッグファザー”にたどり着いたとき、俺は新しいエネルギーを見つけようとしていたし、(それ以降は)ただそれに固執してきたんだ」と述べた。 今年、ケンドリックとスヌープの関係にヒビが入りそうになった。ドレイクによる、物議を醸したA.I.の助けを借りたディス曲「Taylor Made Freestyle」をスヌープがリポストしたことについて、ケンドリックが“it must’ve been the edibles”(エディブル、大麻入り食品のせいだろう)と、「wacced out murals」でウェスト・コーストのレジェンドに失望を表明したからだ。だがスヌープはすぐにXで謝罪し、確かにそれはエディブルのせいだったと認め、この問題は二人の間で解決したようだ。スヌープはこの件についてもブートレッグ・ケヴと話した。 スヌープは、「あれは俺の甥っ子(みたいなもの)だ。ラッパーなんだから、自分の考えを正直にありのままに伝えるべきだ。それが彼の気持ちだったし、それを言う権利がある」と述べ、「俺は彼の兄貴分だから、彼が真実を語っている以上、彼の視点に立って受け止めなければならない。真実には傷つけられるべきではなく、それは自分を良くするべきだ。真実を直接突きつけられたら、俺はそれを受け入れる人間だ。俺がそれを再生すべきではなかったと彼は思っているんだ。くそっ、俺はエディブルを食っていた。もっと注意しないと。お前の言う通りだ、甥っ子よ」と語っている。