15周年ライブツアーのflumpool、地元・大阪でも開催「すべてを捧げて音楽を届けにいきたい」
4人組ロックバンド・flumpoolが、デビュー15周年記念ツアー『THIS IS flumpool!!!! ~15の夜に逢いましょう~』を開催中。地元・大阪では6月8日・9日の2日間、「オリックス劇場」(大阪市西区)にておこなわれる。 【動画】15周年ツアー、初日の埼玉公演の様子 2007年に大阪で結成されたflumpool。2008年のデビュー曲『花になれ』がCM曲に抜擢、翌年には「日本武道館」でのライブを成功させ、次々に映画やドラマ、CMのタイアップを獲得。爽やかで洗練されたサウンドとボーカル・山村の甘くのびやかな歌声。まっすぐで温かな等身大の詩世界でスターバンドの座へ昇り詰めた。 順風満帆に見える彼らだが、実はバンド10周年の節目である2017年、山村が機能性発声障害と診断され、活動休止を余儀なくされたことも。思うような活動ができないなかで、歌えることの有り難さを噛み締め、自分の弱さを伝えることが強さなのだと改めて感じた経験から生まれた楽曲『泣いていいんだ』は、テレビアニメ『柚木さんちの四兄弟。』主題歌として大きな反響を巻き起こした。 ボーカルの山村は、今回のツアーに関して「デビューしてから15年間。紆余曲折した日々が教えてくれたのは立ち止まったときこそ進めるチャンスなんだということです。そして1人じゃなければ希望は絶えないということです。コロナ禍は落ちつきましたが世のなかはまだまだ暗い話題が多くて・・・。でも今こそ、この15年のすべてを捧げてみなさんの街に音楽を届けにいきたいと思っています」とコメントを寄せている。 約3年ぶりの全国ツアー、そして地元・大阪でのライブ。ファンとの交流を大切にしてきたflumpoolならではのスペシャルな夜になりそうだ。日時は6月8日・夕方5時~、9日・昼3時~。料金は全席指定7700円。 文/井口啓子