高橋恭平、アクションシーンに挑戦も所作がきれいすぎて注意「『アイドルになってるよ』と言われた(笑)」<マイホームヒーロー>
佐々木蔵之介が主演を務めるドラマ「マイホームヒーロー」の7年後を描いた劇場版が3月8日(金)に公開される。映画の公開を記念して、2月26日に「マイホームヒーローDAY~ドラマと映画イッキ観イベント~」が都内で開催。佐々木に加え、齋藤飛鳥・高橋恭平(なにわ男子)・青山貴洋監督が登壇した。 【写真】高橋恭平のバースデーサプライズでオムレツ型ケーキが登場 ■ドラマ&劇場版のイッキ観イベントが開催 ドラマ「マイホームヒーロー」とは、山川直輝(原作)・朝基まさし(作画)による同名のコミックをドラマ化した作品。娘・零花を守るために娘の彼氏を殺して“殺人犯”になった平凡なサラリーマン・鳥栖哲雄が、娘の彼氏が所属していた半グレ組織に狙われながらも、推理小説で培った持ち前の知識と家族愛を武器に闘っていく姿を描いたノンストップ・ファミリー・サスペンス。主人公・哲雄を佐々木が、娘の零花を齋藤が、哲雄と敵対する半グレ組織の一員である間島恭一を高橋が演じる。 今回のイベントでは、ドラマ全話を2時間に凝縮し特別編集された「ドラマ『マイホームヒーロー』スペシャル」(※MBS系にて2月28日[水]夜8:00より、TBS系にて3月3日[日]昼1:30より放送)と劇場版を一気に上映したほか、出演者や監督が撮影の裏話などを語った。 佐々木・齋藤・高橋・青山監督が登壇すると、観客は事前に配布された「マイホームヒーローうちわ」を思い思いに振りながら、大きな歓声で歓迎。満員の観客を前に、佐々木は「(客席が)近いですね~久しぶりやな、こんな近いの(笑)。今日は2時間ドラマ、舞台あいさつ、そして映画と、皆さん4時間半このイベントに参加してくださるということで、本当にありがたいです。学校や会社はどうしてはるんやろうとちょっと思うんですけど(笑)。お集まりいただきまして本当にうれしいです。普段なら『短い時間ですがお楽しみください』と言うところですが、今日は、長い時間ですがたっぷり楽しんでください!」と呼びかけた。 ■佐々木蔵之介が撮影時の“恥ずかしい”エピソードを披露 ドラマの感想を聞かれると、佐々木は「本当に楽しく拝見しておりました。なかなか客観的に見れなくて、このときの血糊は大変やったな~とか、恭一に殴られている時は、あの倉庫寒かったな~とか、鳥栖家の外の隅っこでトイレしているのを零花ちゃんに見つかるシーンでは、零花ちゃんの反対側から、向かいの家のおばちゃんがずっとこっちを見てたな~、とか色んなことを思い出しました(笑)。あのときは恥ずかしくて恥ずかしくて(笑)」と裏話が続出。 続いて齋藤は「私は逆に視聴者の目線で観ていました。ドラマ版の零花ちゃんは、お父さんの罪に気付かずのほほんとしているので、皆さんと同じようにいちファンとして、蔵之介さんこんなに大変なシーンがあるんだ、とか、こんなにボロボロになっていたんだ、と楽しんでいました」と演じた役柄ならではの視点で回答。 高橋は「僕は客観的には見れなかったですね。アクションシーンも初めてだったので、ここもうちょっとああした方がよかったな、とか思うところがたくさんありました。銃撃シーンも、寒かったな~と。基本的に寒かったんですよ」と振り返ると佐々木から「寒いのってさ、カイロ貼ってへんやろ! なんで貼らへんの?」とツッコミが。「裏でめっちゃ震えてました。でもカイロって熱すぎません? 貼るカイロってちょっと怖ないですか? 皮膚に直貼りやと思ってたんですよ(笑)」と佐々木と高橋の、関西弁ならではのテンポ良い掛け合いに会場からは笑いが巻き起こった。 ■暴力のシーンは「お互いが信用して、安全に演じましょうというルールで」 ドラマの7年後が描かれる劇場版では、隠したはずの死体が土砂崩れで見つかってしまうという展開に。愛する娘は刑事になり、間野会のトップである志野(津田健次郎)に追い詰められ、哲雄はドラマ以上のピンチを迎える。 殴られたり蹴られたりするリアクションや、追い詰められ震え上がる演技のコツを聞かれると、佐々木は「その時の気持ちでやっています。殴られたり蹴られたりするのは、皆さんがすごく思い切りやってくれたから出来たんだと思います。遠慮されたら出来ないので。お互いが信用して、ドラマも映画も、安全に演じましょう、というルールでやっていました」と周りの皆との信頼関係のおかげだとコメント。 青山監督は、「撮影中、待機中の蔵之介さんが追い込まれていく顔は、どんどん目つきが鋭くなってきて、僕も話しかけるタイミングを見計ろうかな、と思うくらい入り込まれていました」と佐々木ののめり込みぶりを振り返った。 ■高橋恭平「銃を取る姿がきれいすぎると注意されました(笑)」 映画では、零花が刑事になり父の罪に迫っていくなかで、感情が大きく揺さぶられる演技を見せる。零花が涙を流すシーンは予告編にも収められているが、齋藤は「普段、その場その場でいつも監督のご指示や現場の空気を見て演じることが多く、演じるまではそこまで泣くことを覚悟していなかったんです。でも、いざ当日になったら零花ちゃんにとってすごく大事なシーンだったので、プレッシャーを感じました。元々私はアイドルをやっていて、たくさんお芝居をやってきたわけでもないですし、皆さんの期待に応えられるかなと心配はありながらも、思うままにやるしかない! とやらせていただきました」と振り返り。 零花のシーンに青山監督は「涙のシーンを見て、自分自身も撮っていて泣いてしまったんです。実際映画に使っていないテイクでも(齋藤の)涙が止まらなくて。ドラマの7年後を描いた映画ってちゃんとまとまるのかな、って僕自身も不安があった中、零花ちゃんが車の中でお母さんと会話するシーンを見て、『あ、これ大丈夫だな』と。そのくらい、自分自身で気持ちの転換にもなった。そのシーンを撮っていたカメラマンが、そのシーンを撮り終えてカットをかけなかったら、芝居に引き込まれすぎてレールから落ちちゃってました(笑)」と齋藤の演技に現場の全員がのめり込んでいたことを明かした。 そして、高橋はアクションシーンについて「ドラマでやらせていただいていた分、最初の頃より飲み込みも早い気がして、演じていて楽しかったですし、アクションシーンはやってみたかったことの一つでもあったのでうれしかったです。ドラマでは銃を取るシーンがあるのですが、そこがアイドルターンのようになって。銃を取る姿がきれいすぎると注意されました(笑)。『アイドルになってるよ』と言われて、すみません!と(笑)」と普段アイドルグループで活動する高橋ならではのエピソードを披露した。 ■高橋恭平のバースデーサプライズが敢行 イベントでは、2月28日(水)に24歳の誕生日を迎える高橋にバースデーサプライズを敢行。佐々木が「今日はマイホームヒーローDAYですが、ご存知のように、2月28日は恭平くんのバースデーなので、ぜひ皆さんとこのバースデーを祝えたらと思うのですが、いかがでしょうか?」と呼びかけると客席からは大きな拍手が。すると、ステージ上にドラマのキーアイテムであるオムレツを模したサプライズケーキが登場。 高橋は「ケーキの上にオムレツ! すごいですね!見たことないですが、すごくかわいらしいですね~。うれしいです。そんなまさか、無いと思っていました。恥ずかしいもんですね」と照れながらも喜んでいる様子。24歳の抱負を聞かれ「辰年なので、龍みたいにかっこよく、強く! 恭一も気持ちが強い子なので、恭一とマイホームヒーローが、グンと上に行く一年になればいいなと思います」と力強くコメントした。 佐々木は自身が24歳だった頃を振り返り、「僕が24のときは会社員だったんじゃないかな。大阪で広告代理店に入社しました。初めて自分で給料をもらって、『給料ってこんな風にもらうんや』と」と当時を回想。さらに高橋に「昇竜のように行ってください!」と声をかけると、高橋は「まかせといてください!」と2人の絆を感じさせる頼もしいやりとりも見られた。 イベントの最後には、代表して佐々木が「こんなに長いイベントに参加していただいた皆さまこそがヒーローだと思っております。昨年ドラマが放送されて、3月8日に映画が公開、と続いていきます。皆さんは僕たちのヒーローです。まさに“マイホームヒーローズ”の皆さんだと思っています。本日は楽しんでいってください」と呼びかけ、舞台あいさつは温かい空気の中、大きな盛り上がりを見せ終了した。 なお、劇場版の主題歌としてEveが書き下ろした新曲「インソムニア」が3月1日(金)より配信されることが決定した。