中国・初の超伝導量子コンピューター生産ラインをアップグレード
【東方新報】安徽省量子工程研究中心(Anhui Quantum Computing Engineering Research Center)によると、このほど中国が初めて独自開発した超伝導量子コンピューター生産ラインのアップグレードが開始された。 この超伝導量子コンピューター生産ラインで生産された72量子ビットの国産超伝導量子チップ「悟空芯(Wugong Chip)」を搭載した第3世代超電導量子コンピューター「本源悟空(Origin Wugong)」は、今年初めの稼働開始から9か月間、順調に稼働を続けている。 現在、研究チームは、さらに優れた性能、さらに高いビット数、一層高い安定性を備えた次世代の超伝導量子チップの開発に取り組んでいる。 現在の組み立てラインで同時に組み立てられる超伝導量子コンピューターは最大5台までだ。ライン拡張後は、少なくとも8台を同時に組み立てられるようになる。 超伝導量子コンピューター「本源悟空」が今年1月6日に稼働を開始して以来、世界133の国と地域から委託された27万回の量子コンピューティング計算の任務を完了させ、中国の量子コンピューティングパワーが世界の舞台で初めて大規模かつ長期的に運用された。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。